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X1、GLCなど2019年上半期、人気のSUV【輸入車編】
ミニバンが圧倒的に支持を集めている日本国内の市場ですが、こと輸入車に限ってはコンパクトカーやミドルクラスセダンが市場を牽引しています。いっぽうSUVは、世界的なブームもあり、じわじわと販売台数を伸ばしています。そんな輸入SUVの2019年上半期の登録台数を調べてみました。※人気のミニ クロスカントリー、ボルボ XC40およびXC60は、個別の登録台数が公表されていないため、ここでは除外しています。
更新日2019/08/23BMW X2 2,699台
BMW X2は、BMWのSUVシリーズのなかで、もっとも新しい車種です。BMW独自のSAV(スポーツ アクティビティ ビークル)というカテゴリーのなかでも特別なSAC(スポーツ アクティビティ クーペ)に分類されます。
X1をベースに作られたクーペシルエットのスポーティなボディは、1,535mmという全高で、SUVとしてはかなり低く、立体駐車場でも問題なく収まります。
国内で販売されるX2のパワーユニットは、ガソリンターボとディーゼルターボが用意され、ガソリンターボが1.8L直列3気筒と仕様の異なる2つの2.0L直列4気筒、ディーゼルターボは2.0L直列4気筒。駆動方式は1.8Lの18iがFFで、それ以外の18d、20i、M35iはBMW独自のAWDシステムのxDriveが搭載されます。それに組み合わされるトランスミッションは、1.8Lガソリンに7速DCT、ディーゼルターボに8速AT、2.0Lガソリンは8速のスポーツATと、車両のキャラクターにあわせてトランスミッションも変わっています。
もっとも廉価なX2 sDrive 18iの車両本体価格は439万円。3シリーズセダンのボトムが452万円であることを考えると、コンパクトクラスSUVながらかなり健闘しています。
【SUV映えを探しに行こう!】 機動力抜群のX2で、バビュンと東伊豆のランチスポットへ
フォルクスワーゲン ティグアン 2,941台
フォルクスワーゲン ティグアンは、日本国内のVWでは唯一のSUVです。以前は、より大きなトゥアレグも用意されていましたが、同じVWグループのアウディやポルシェとの競合をさけるためか、現在は販売されていません。
また本国では、よりコンパクトなT-Rocがありますが、こちらは日本未導入のモデルです。
初代は都会派コンパクトSUVとしてドイツ本国でも人気を博し、ドイツ国内ではSUVカテゴリーにおいて、9年連続販売数No. 1を獲得しました。現行型は、その2代目にあたり、2017年から日本に導入されています。
パワーユニットは、1.4L ガソリンターボのTSIと、2.0LディーゼルターボのTDIを用意。駆動方式は、ガソリンエンジンがFFのみ、ディーゼルターボはAWDの4 MOTIONのみとなっています。
それぞれにコンフォートライン、ハイライン、R−ラインというグレードが用意され、オーナーの好みにあわせて仕様を選べるようになっています。車両本体価格は、TSI ハイラインが369万9000円となっており、輸入車ユーザーには手が届きやすい価格であることも、人気の要因でしょうね。
新しい風を巻き起こす新型フォルクスワーゲン ティグアンの特徴と価格は?
BMW X1 2,960台
X1は、BMWのなかでもっともコンパクトなSAVです。BMWらしい、都会的なセンスとスポーティさを兼ね備えたモデルとして、安定した人気を獲得しています。
パワーユニットは、1.5Lの直列3気筒ガソリンターボと2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボの2種類。2015年から日本に導入されている現行型は、X2と同じFF用プラットフォームがベースとなっており、駆動方式は1.5Lの18iがFF、2.0Lディーゼルターボの18dはxDriveのみ。トランスミッションは、ガソリンターボの18iが7速DCT、ディーゼルターボは18d xLineが8速AT、18d M Sportは8速スポーツATとなります。
最廉価のX1 sDrive 18iの車両本体価格は423万円です。
メルセデス・ベンツ GLCクラス 2,993台
2016年から日本市場へ導入が始まったメルセデス・ベンツのGLCクラスは、CクラスのSUV版という位置付け。2019年上半期で、単独の車種としてはもっとも多くの台数が登録されました。
通常のGLCクラスに搭載されるパワーユニットは、仕様の異なる2つの2.0Lガソリンターボと2.0Lディーゼルターボ、さらに2.0Lガソリンターボをベースとしたプラグインハイブリッドの4種類。AMGモデルには、3.0L V型6気筒ターボと4.0L V型8気筒ターボが用意されます。
駆動方式は、メルセデスのAWDシステムである4 MATICが基本で、ボトムのGLC200系のみFR。トランスミッションは、プラグインハイブリッドのGLC350 e 4MATICのみ7速ATで、ほかはすべて9速ATとなります。
車両本体価格は、エントリーモデルとなるC200で621万円と、これまで紹介してきたコンパクトクラスのライバルとは、ターゲットが異なっています。
プレミアム コンパクトSUVの急先鋒メルセデス・ベンツ GLCクラス
2019年上半期において、登録台数の多かった輸入SUVは、メルセデスのGLCクラスでした。ライバルが、ひとまわり小さなコンパクトクラスで台数を稼いてでいるのに対し、プレミアムコンパクトのGLCクラスがNo.1になったあたりに、このセグメントにおけるメルセデスの強さが現れています。