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いい意味でSUVらしくない、フレンチテイストのオシャレSUV5選

フランス車のSUVと聞いてもピンと来ない方も多いでしょう。世界を代表するSUVといえばアメリカのジープやイギリスのランドローバー/レンジローバー、ドイツのメルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)、日本のトヨタ ランドクルーザーなどハードなプレミアムな4輪駆動車を思い浮かべますよね。でも、フレンスにもお洒落で個性的なSUVが今はあるんです。

更新日2020/09/28

フレンチSUVの特徴とは?

現在は世界中でSUVブームで、今やクルマ文化の主流と言っていいぐらいで、人々のニーズに最もマッチした車種とも言えます。これまでもフランスにSUVがまったくなかったわけではありません。過酷さで知られる冒険ラリーのパリ・ダカールにも世界で3番目に多く生産されたルノー4の4WDモデル“Sinpar”が第1回大会(1979年)から参戦し、完走しています。

でも、普段の生活の足には圧倒的にルノー、プジョーなどのコンパクト車が使われてきました。パリなど都市部では駐車スペースがないので、小さくてブツけても惜しくないクルマを足にするのが常識です。郊外に住む人々は週末やバカンスのときには家族で乗れるもう少し大きく、装備も充実したクルマを別に所有するのです。

近年のフレンチSUVは郊外型ミドルサイズと、毎日使える都市型コンパクトサイズが完全に色分けされて進化しています。もちろんデザインはエクステリアもインテリアも他国のモデルとは一味違います。フランスのエスプリ(精神、ユーモア)とアバンギャルド(前衛)は、SUVでも健在です。

ヨーロッパではどんなSUVが人気なの?

 

シトロエン C5 エアクロス SUV

シトロエン C5 エアクロス 2019シトロエン初のSUVが、個性的なフロントマスクのC5 エアクロス SUVです。現在シトロエンはグループPSAに属する企業になっていて、C5 エアクロス SUVは新生シトロエンを牽引する期待のモデルでもあり、存在感は抜群です。

快適性第一がコンセプトで、全長4,500㎜×全幅1,850㎜×全高1,710㎜、ホイールベース2,730mmのミドルサイズです。駆動方式はFWD(前輪駆動)のみで、日本仕様は2.0L 4気筒直噴ディーゼルターボで最高出力177PS(130kW)/3,750rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/2,000rpmを発生します。ミッションは8速AT。このエンジンは基本的にプジョー 508などと共通です。

サスペンションは凝っています。PHC(プログレッシブ・ハイドロリック・クッション)はシトロエンの代名詞だったハイドロ・ニュウマチックの進化版ともいえるもので、通常ダンパー+セカンダリーダンパーというシステムです(KYBヨーロッパとの共同開発)。これは昔のようなフワフワ感とは異なり、通常走行は快適で、荷重が高いスポーティな走りをしたときはしっかり踏んばるような設定です。快適性重視はリアシート3席が独立していることからもうかがえますね。価格は431万9000円~とさすがにお高めです。

快適性を追求したシトロエン初のSUV、C5 エアクロス SUV

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DS 3 クロスバック Eテンス

DS DS3 クロスバックDS(DS Automobiles)はちょっと馴染みがないと感じる方もいるかと思いますが、2014年にシトロエンから独立したブランドで、当然同じグループPSAに属する会社で、プレミアムなクルマを送り出しています。

DS 3 クロスバック EテンスはフルEVのコンパクトSUVです。全長4,120㎜×全幅1,790㎜×全高1,550㎜のレシプロエンジンDS 3 クロスバックをベースにしていて、EVでもラゲッジスペースは変わらず350L(リアシートを倒すと1,050L)を変わらず確保し、小さくくてもSUV性は高いクルマです。

肝心のモーターはフロントに配置され駆動方式はFWD (前輪駆動)のみで、最高出力99.3kW(135PS)、最大トルクは259Nm(26.4kgm )です(プジョー e-208などと共通)。リチウムイオンバッテリーは50kWhの容量で、航続距離は321㎞(WLTP値)。100kW急速充電器なら30分で80%まで急速充電が可能です。コンパクトEVでもプレミアムなSUVというコンセプト通り、エクステリア・インテリアデザインが素晴らしく、これならパリのジョルジュサンク辺りの高級ホテル・レストランに乗り付けても恥ずかしくありません。何よりパリ市内で使えるコンパクトサイズの都市型SUVなのがいいですね。発売は2020年です。

ラテンの血が流れるSUV 新型 DS 3 クロスバックは他のSUVとは一線を画す

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ルノー キャプチャー

ルノー キャプチャー“都市に生きる冒険者”というキャッチフレーズや、全長4,135㎜×全幅1,780㎜×全高1,585mmというサイズからもわかる通り、ルノー キャプチャーは毎日使える都市型コンパクトSUVです。このクラスのクルマとしては大径な17インチタイヤで地上高が高く、ロングホイールべース(2,605㎜)、ワイドトレッド(前1,530㎜、後1,515㎜)、張り出したホイールアーチ、前後のスキッドプレートなど冒険者らしい雰囲気満点です。

エンジンはシリンダー直噴1.2L DOHC16バルブターボで、ダブルVVT(可変バルブタイミング)を備えています。最高出力87kW(118PS)/5,000rpm、最大トルク205Nm(20.9kgm)/2,00rpmと1.6~2.0Lエンジン並みの力強さです。駆動方式はFWD(前輪駆動)のみ。ミッションは6速EDC(エフィシエント デュアルクラッチ)なので、マニュアルモードを使えばかなりきびきびした走りが可能。フランス都市部の交通状況(速度が高く車間距離が短い)や、クルマは“全開で走る”ものという文化から、SUVでもこうしたコンパクトでクイックに走るクルマの登場は必然なのでしょう。価格は274万9000円~。

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シトロエン C3 エアクロス SUV

シトロエン C3 エアクロス 2019ポップでタフで便利で、日常をちょっと楽しくする、他とはちょっと違うというコンセプトで誕生したコンパクトSUVが、シトロエンC3エアクロスです。

C5 エアクロスに続くシトロエンSUV第2作で、プラットフォームはその名の通りC3と同じです。全長4,160mm×全幅1,765mm×全高1,630mmのサイズながら室内空間をたっぷり取り、コンパクトカーとは思えない広さと快適さが自慢です。

ラゲッジスペースも通常時で410~520Lと大容量(クラス最大級)。エンジンは1.2L 直列3気筒DOHCターボで、最高出力81kW(110PS)/5,500rpm、最大トルク205Nm(20.9kgm)/1,750rpmで、6速AT。駆動方式はFWD(前輪駆動)。C3 エアクロスのような最新FWD・SUVは電子制御式トラクションコントロールで最適グリップを確保するので、4WDでなくてもフラットダートや雪道も安心して走れるのが特徴です。シトロエンらしく車体をロールさせながらグリップさせるサスペンション設定は、少し慣れると楽しさ倍増です。ライバルは同じ都市型コンパクトSUVのルノー キャプチャーですね。価格はそのライバルより少し抑えて263万8000円~。

 

プジョー 5008

プジョー 5008プジョー 5008は3列シート7人乗りのプレミアムなミドルサイズSUVです。全長4,640㎜×全幅1,840mm (GT:1860mm )×全高1,650mm、ホイールベース2,840mm 。プラットフォームはプジョー3008と同じですが、全長+190㎜、ホイールベース+165mmとロングになり、これが余裕の空間を産んでいます。シート配列は前から2-3-2席(全独立シート)で、サード(3列め)シートは取り外し可能で、サードシートを外せば床下にもラゲッジスペースが現れます。

エンジンは3008と共通で、1.6L 直4ガソリンターボ(最高出力165PS/最大トルク240Nm)と2.0L 直4ディーゼルターボ(最高出力180PS/最大トルク400Nm)の2種類で、どちらも8速ATです。

駆動方式はFWD(前輪駆動)のみですが、もちろん電子制御式トラクションコントロールを装備しグリップに不安はありません。スタイリングはプレミアムSUVらしく落ち着いた感じです。シートは2トーンのテップレザー(光沢合成皮革)/アルカンタラ(合成スエード)で、オプションでナッパレザー(高級本革)も設定するなどインテリアも大人志向です。価格は421万7000円~。

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どのクルマもデザインは、エクステリアもインテリアもさすがフランスで洒落ていて、各車かなり個性的です。そして毎日使える都市型コンパクトSUVと、プレミアムな郊外型ミドルSUVというカテゴリーに分かれ、重量、フリクション、スペースを考え、あえて4WDではなくFWDという割り切りもフランスらしいところです。電子制御が進んでトラクションも出力特性もコントロールができ、実際の使用は舗装路がメインなのでFWDという選択で、クロスカントリーモデルとの差別化は明確です。もちろんドライバーアシスト/安全装備も各車充実。今後もちょっと注目しておきたいフレンチSUVです。

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