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7シーターSUV、プジョー 5008を徹底解剖

2017年4月より日本でも発売を開始したプジョー 5008を当初見た時、驚いた人も少なくないはず。というのも初代モデルが7シーターミニバンであったのに対し、新型は7シーターSUVに変貌していたからです。果たしてプジョー 5008は、どのような車なのでしょうか。

更新日2019/07/11

プジョー 5008とは?

プジョー 5008は、仏・プジョー社が製造する最上級3列7シーターのクルマです。2009年から2016年まで製造された初代モデルはミニバンスタイルで、グループ企業・シトロエン社のグランドC4ピカソと主要コンポーネントを共有する兄弟車でした。

2017年にフルモデルチェンジが行われ、ミニバンスタイルからクロスオーバーSUVスタイルへとボディスタイルを一新しました。新型プジョー 5008は、2016年にモデルチェンジしたプジョー 3008(こちらも5008同様、ミニバンからSUVに変身。)と主要コンポーネントを共有しています。2列シートの3008と3列シートの5008。シートの列数とボディ延長を中心とした改良を行い、別車種に仕立てた兄弟車の関係は、マツダ CX-5とCX-8のそれに酷似しています。

搭載エンジンは1.6L直4ガソリンターボと、2.0L直4ディーゼルターボの2種類です。

 

プジョー 5008 GTブルーHDi 主要スペック

■車両寸法・車両重量・乗車定員
全長x全幅x全高:4,640×1,860×1,650mm
ホイールベース:2,840mm
最大車両重量:1,720kg
乗車定員:7名

■エンジンスペック
種類:直列4気筒ディーゼルターボ
総排気量:1,997cc
最高出力:133kW(180ps)/3,750rpm
最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/2,000rpm
JC08モード燃費:17.3km/L

■走行メカニズム
サスペンション形式(前/後):マクファーソン・ストラット式/トーションビーム式
ブレーキ形式(前/後):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤサイズ:225/55 R18
変速機:6AT
駆動方式:FF

新型プジョー 5008のセールスポイント

メカニズム的にオンロードを得意とするフレンチクロスオーバーSUV、プジョー 5008のセールスポイントをご紹介します。

 

フランスならではセンスが光る内外装

プジョーのエンブレムといえば「プジョーライオン」。新型プジョー 5008のフロントグリルにも鎮座しており、このエンブレムに惚れて購入する方もいたりするので、そういった方々にはたまらないポイントでしょう。プジョーは歴史ある自動車メーカーの1つに数えられ、1850年にはフランス皇帝にライオンのエンブレムをブランドの象徴として届け出ているとの記録が残っています。プジョーライオンは実に、168年の歴史を有するプジョー社のまさに象徴なのです。

フロントヘッドライトの造形も斬新です。フロントバンパー下グリル横に端を発するラインが、フロントバンパーを縦断しフロントライトにまで切れ込んでいるのですが、その切れ込みをフロントライトカバーの造形で表現しています。これにより1枚のカバーで覆われた独立2連ライトという独自の表情を生み出し、先ほど説明したラインによってフロントまわりのデザインにSUVらしい力強さを、アクセントとして加えています。

ブラックに塗装されたリアゲートとリアスポイラーの処理も、秀逸。明るいボディカーラーを選択するとグリーンハウスより上のサイドビューは屋根とDピラーのわずかなボディしか目につかず、視覚的に感じる軽快さに繋がり、楽しい運転への期待を高めてくれます。

 

トルクフルなエンジン

2.0L直4ディーゼルターボはご紹介したように、400N・m(40.8kgf・m)もの最大トルクをわずか2,000回転で生み出し、1.6L直4ターボは最高出力121kW(165ps)/6,000rpm、最大トルク240N・m(24.5kgf・m)/1,400-3,500rpmで発生します。

内燃機関はモーターと違い、いきなり最大トルクが立ち上がることはないので、実際には最大トルク発生回転数以下でも、かなりのトルクを発生しているはず。どちらのエンジンを選択しても、日常的な運転での発進に重さを感じることは少ないでしょう。

プジョーの上級7人乗りSUV 5008の主要諸元やエンジンは?

 

先進安全装備が標準搭載

今や自動車のASV(先進安全自動車)化は世界的な命題。新型プジョー 5008も例に漏れず、先進安全装備を標準搭載しています。装備内容は前方の車両や障害物を検知し運転者が回避行動を行わない場合に作動するアクティブセーフティブレーキ、車線からの逸脱を防止するレーンキープアシスト、前走車との車間距離を一定に保つアクティブクルーズコントロールはもちろんのこと、運転席斜め後方の死角に潜む後続車両を検知してドライバーに知らせるアクティブブラインドスポットモニター、前走車や対向車への防眩を防ぐインテリジェントハイビームなど。他にもESC(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)、ワイドバックアイカメラ、ドライバーアテンションアラートなど、安全装備に抜かりはありません。

またディーゼルエンジンを搭載する5008 GTブルーHDiには、急な下り道で威力を発揮するヒルディセントコントロール機能を有するアドバンスドグリップコントロールが専用装備されます。

全席独立型の7人分のシートを備えたプレミアムSUV プジョー 5008

 

3列シートライバルSUVとの比較

最近ではレクサス RX 450hL、マツダ CX-8、日本未導入のVW ティグアン オールスペースといった3列シートを備えたクロスオーバーSUVが登場しています。

マツダ CX-8は室内高こそ身長170cm以上の方にはやや不足気味ですが、座面スペース、横空間、足元スペース、膝周りスペースとも3列目シートとしては文句なし。身長170cm以下の方には十分に実用的なスペースを確保しています。ただし全長+355mm、ホイールベース+230mmとCX-5より大幅に延長されており、狭いスペースでの取り回しには苦労しそうです。

一方のプジョー 5008、レクサス RX450hL、VW ティグアンオールスペースの3列目シートは、スペース的にエマージェンシー用や荷物置き場としての使用が良いでしょう。いずれも成人男性がリラックスして乗車できるほどのスペースは確保されていません。普段は5人乗りSUV、いざという時に7人まで乗車できる利便性を求めたモデルです。

プジョー 5008は3008と比較して全長は+190mmの,640mm、ホイールベースは+165mmの2,840mmとなっています。SUVとしてのコンパクトさを保ちつつ、ホイールベースを延長したことにより3008よりも直進安定性に優れ、+80kgの車両重量増加がしっとりとした乗り心地を演出します。

プジョー 5008に搭載されたドライビングテクノロジーの数々

 

プジョー 5008は、ファミリーユースとしてもオススメですし、他の人とは違うクルマを乗りたいという方は一度試乗されるといいでしょう。本記事では得られない情報は多いということも事実。お手に触れて好きかどうか、便利かどうかなどをチェックしてみてはいかがでしょう。

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