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メルセデス・ベンツ GLC F-CELL 輸入車初の水素燃料電池SUVはどんなSUV?
世界的に見ても、まだ例の少ないFCV(燃料電池車)ですが、日本では2014年にトヨタがミライを市販化したことで話題となりました。それ以前から、国内外のメーカーでFCVの開発研究は進められてきましたが、インフラ整備などが追いつかず、ホンダが2016年にクラリティ フェールセルで追従したものの、それ以外のメーカーは沈黙を保ってきました。しかしここへきて、ようやく海外メーカーも販売を開始。その第1段として、メルセデスのGLC F-CELLが日本導入されました。
更新日2019/12/26GLC F-CELL のエクステリアとインテリアをチェック
海外ブランドの水素燃料電池車第1弾として、メルセデス・ベンツ(以下 メルセデス)がGLC F-CELLを導入しました。
エクステリア(外装)はエンブレムが象徴的なフロントグリル、大きく開けられたフロントバンパーのエアインテーク、伸びやかなボディと、従来のGLCと変わらないSUVらしい力強さに、水素燃料であることをアピールするモチーフがそこかしこにちりばめられています。
インテリア(内装)は、ドライバーの身体をしっかりとホールドするスポーツシート、クオリティの高さを感じさせるブラックアッシュウッドとアルミニウムインテリアトリム、スポーツステアリングとステンレスペダルなど、メルセデスらしさが光る高級かつラグジュアリーな装いが印象的です。
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GLC F-CELL には3つのドライブモードが備わる
GLC F-CELLは走行シーンに応じた、3つのドライブモードを設定しています。
通常モードとなるコンフォートは、快適性を重視したもの。電力消費を抑えながら、快適性を犠牲にしないセッティングです。室内環境も理想的な設定となります。エコモードは効率を重視してパワーはやや控えめに。電力の消費を抑えて走行距離を伸ばします。スポーツモードを選択すると、アクセルレスポンスが機敏になり、車本来がもつ性能を最大限に活かすことができ、ベンツらしい刺激的な走りを楽しむことができます。
また、システムのモードも4つ用意。燃料電池と高電圧バッテリーの両方を電源としてモーターを駆動させる「ハイブリッド」、燃料電池を電源として使用し、高電圧バッテリーの使用を抑える「F-CELL」。高電圧バッテリーのみでモーターを駆動する「バッテリー」は近所の買い物など短距離の移動に適しています。高電圧バッテリーの充電が優先される「チャージ」など、運転の状況に応じて燃料電池と高電圧バッテリーの設定を選択することができます。
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メルセデス・ベンツの水素エンジン。パフォーマンスはいかに?
気になる航続距離は、燃料電池のみでの航続距離は336km、バッテリーのみの航続距離は41km、双方を合わせた場合は377kmと、ガソリン車には見劣りする数値であるものの日常使いから休日のドライブまで問題なく走ることが出来そうです。
水素の充填時間は約3分と、ガソリン車の給油時間と同等のものとなっています。EVのようにバッテリーの充電に数十分とかからないのは、アドバンテージではないでしょうか。
モーター出力は、最高出力147kW(200PS)、最大トルク350Nmの性能を持っており、リチウムイオンバッテリーへは充電プラグを介する充電だけでなく、回生ブレーキによっても行います。
GLC F-CELL の安全性能はどうか
最新のテクノロジーの集大成とも言える、GLC F-CELLは安全性能も高次元なものとなっています。
例えば、駐車スペースからバックで出る際、後方を横切る車を検知しドライバーに知らせてくれるリアクロストラフィックアラート、前走車への追従でドライバーの負担、疲労を軽減するアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、危険を回避してスムーズに走行車線に戻れるようにサポートしてくれる緊急回避補助システムなど交通事故を未然に防ぐために安全装備が非常に充実しています。
GLC F-CELLは2019年12月現在、水素による燃料電池とリチウムイオンバッテリーを搭載した世界で唯一の燃料電池プラグインハイブリッド車です。GLC F-CELLの登場は、今後、他の自動車メーカーにも大きな影響を与えることでしょう。