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マイバッハがいよいよSUV市場へ。マイバッハ GLSはどんなクルマ?

メルセデス・ベンツの高級ブランド、マイバッハは、2019年11月に開催された広州モーターショーのイベントにおいて、マイバッハブランドとしては初となるSUV、GLS 600 4MATICを初披露しました。ロールスロイスやベントレーと並ぶような超がつく高級ブランドが世に送り出すSUVとは、一体どんなモデルなのでしょうか?

更新日2020/01/21

GLSがベースだが、マイバッハとなれば別

メルセデス・マイバッハ(以下 マイバッハ) GLSは車名の通り、メルセデス・ベンツのフルサイズSUVであるGLSがベースモデルとなっています。エクステリア(外装)のディテールはメルセデスのGLSと似ている部分もありますが、まず印象的なのは迫力のあるボディサイズでしょう。全長5,205mm×全幅2,030mm×全高1,838mm、ホイールベースは3,135mm、最小回転半径は6.26mと、日本の道路と駐車場では相当場所を選びそうなほどのサイズです。

フロントヘッドライトの意匠やグリルの造形は凝ったものではなく、どちらかというとプレーンな印象さえありますが、メッシュやスリットのデザインを細かくし、直線を基調としたテールゲートエンドやサイドシル周りのデザインにも鈍い輝きを放つクロームメッキが効果的に使われており、これらのパーツによってベースモデルのGLSとは全く異なる、とにかく上品な仕上がりとなっています。

Dピラーにはマイバッハのエンブレムが配置され、用意される2トーンのボディカラーも、気品と上質さを演出するカラーリングとなっています。

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マイバッハならではのこだわりが随所に

マイバッハ GLSのハイライトは豪華で上質なインテリア(内装)と言っても過言ではないでしょう。シートやダッシュボード、コンソールには上質で吟味された上質のナッパレザーが使用され、エレガントで優雅な雰囲気が漂っています。

インパネのデザインはメルセデス・ベンツ GLSと基本的には同じデザインのようですが、好みのカラーを選べるアンビエントライトや、レザーカラー、そしてクロームメッキの仕上げにより、ラグジュアリーな空間が演出されています。

ドアを開くと車高が少し下がり、サイドシルの下部から照明付きのランニングボード(ステップ)がスっと現れます。このボードは乗降性を向上させるだけでなく、より上品で優雅な乗り降りが可能となります。

リアシートにオプションの大型コンソールを選択した場合、この大きなボディサイズでありながら乗車定員は4名となります。まるで航空機のファーストクラスのようにゆったりとしたリアシートは電動調整式で、シートバックを倒すと大型のフットレストが登場し、リラックスしながら仮眠をすることもできます。

またメルセデスのインフォテイメントシステムと連動した11.6インチのディスプレーが左右前席シートバックに取り付けられ、エンターテイメントやインターネットのブラウジングを楽しむこともできます。

センターコンソールには折りたたみ式のテーブル、シャンパンボトル用のスペースを備えた冷蔵庫も備えつけられています。シルバーのフルートグラスは、アクセサリーオプションで選ぶことができます。

リアシートの空調も左右で独立して調節することができ、まさに至れり尽くせりの贅を極めたラグジュアリーSUVにふさわしいインテリアとなっています。

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4.0L V8ツインターボエンジンは最高のパフォーマンスを発揮する

マイバッハ GLSに搭載されるエンジンは、4.0L V8ツインターボガソリンエンジンで、最高出力は410kW(558PS)/6,000〜6,500rpm、最大トルクは730Nm/2,500〜5,000rpm、このエンジンに、48Vの電源システムによるモーターアシスト EQブーストが備わっており、発進加速などにおいてなめらかで力強い加速を提供しています。EQブーストモーターの最高出力は16kW(22PS)、最大トルクは250Nmとなっています。

トランスミッションは9速AT、駆動方式はフルタイム方式の4WD、サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンク、タイヤサイズはフロントが285/45R 22、リアが325/40R 22、車両重量は2,785kgというスペックです。

0-100km/h加速は4.9秒、最高時速は250km/hと、およそ3t近い車重からは想像もできないほどパワフルな走りを提供します。燃費は11.7L/100kmで、リッターあたりに換算すると約8.5kmとなります。

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最高級なら、最高級の安全装備を

マイバッハ GLSには、メルセデスの最新安全運転支援システムが搭載されているのはもちろんのこと、リアシートの乗員への安全性を確保するための機能があります。

その機能の一つはクッションエアバッグで、リアシートがリクライニング位置にあるときに正面衝突をした場合、乗員がシートベルトの下をすり抜けてしまわないよう、乗員の骨盤の位置でエアバッグが作動し、ベルトフォースリミッター付の3点式シートベルトがより効果的に乗員を拘束するよう機能します。

また乗員保護システムの一つとして、衝突によって大きな衝撃が予想される際に、車両のサウンドシステムに衝撃音の逆位相となるノイズ信号を送り、大きな衝突音から乗員の聴覚への影響を抑える機能も用意されています。

マイバッハ GLSは富裕層のラグジュアリーな移動手段として、豪華でエレガントな装いと余裕のパワー、贅を尽くしたインテリアと最高度の安全性能を備え、まさにドイツの高級車が世に送り出すインパクト抜群のSUVと言えるでしょう。

デリバリーの開始は米国で2020年後半から、日本ではそれ以降と予想されていますが、価格はまだ明らかになっていません。マイバッハSクラスの価格が2398万円となっていますから、それより高い価格が見込まれています。

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