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【SUV映えを探しに行こう!】 リゾートに似合う英国生まれのSUV。太田麻美さんとジャガー Eペイスで軽井沢へ

英国のブランド、ジャガーが2018年から販売しているEペイス。コンパクトSUVを名乗っているものの、全幅はたっぷり1,900mmもあるので、大人4人、2泊3日程度なららくらくこなしてしまうほど、いろいろと頼もしいスポーツSUVなのです。そんな英国製クロスオーバーSUVで、大人の魅力あふれる太田麻美さんと軽井沢までドライブ。

更新日2022/11/08

TEXT:嶋田 智之(Shimada Tomoyuki)、 PHOTO:宮越 孝政(Miyakoshi Takamasa)
MODEL:太田 麻美(Ota Asami)

10年前ならいざ知らず、最近のSUVに“なんだか鈍臭いなぁ”と思わせられるようなクルマは見当たりません。アクセルペダルを踏み込めば素直に加速していくのは当たり前、ステアリングを切り込めば素直に曲がるのも当たり前。普通に走っている限り違和感などまず感じることなく、セダンやステーションワゴンなどに遜色はありません。技術の進歩、というヤツなのでしょう。

が、“素直に走る”ということと“スポーティに走れる”ということは、重複してる部分こそあるけれど、性質が違います。それは“できのいいクルマ”と“気持ちの上がるクルマ”の違い。優れたクルマが、かならずしも走らせるだけでドライバーの心を躍らせてくれるとは限りません。

そしてSUVのカテゴリーには、そこまで大きなドライビングプレジャーを感じさせてくれるクルマは、まだそれほど多いとはいえません。

その数少ないなかの1台が、ジャガーEペイスです。ジャガーというブランドは、そのルーツとなったサイドカーメーカーの創業から数えると今年で98年。自動車を手掛けるようになってからは94年。歴史のあるブランドなのです。

1950年代あたりまではラグジュアリーで高性能なスポーツカーやレーシングカーを作り続けるメーカーでしたが、それ以降は並行してセダンも作るようになり、現在はそちらが主流。ただし、ジャガーの作るセダンは、昔もいまもすべてスポーティなテイストでドライバーを魅了します。

そうしたブランドが作るのですから、SUVも基本的なベクトルは一緒。2015年に発表された第1弾のFペイスも、2017年に発表された第2弾のEペイスも、ふとした瞬間に口元が緩んでしまうようなテイストを持っているのです。

そしてEペイスはFペイスの妹にあたるコンパクトSUVですが、ピュアスポーツカーである“Fタイプ”を範にしたような筋肉質なスタイリングはいかにもジャガーらしいし、上質な居住空間を持つこともジャガーの方程式どおり。伝統を大切にするブランドは、小さなモデルだからと行って、そういうところは手を抜かないのです。ましてやジャガーは英国のブランド。伝統という名の精神的な継続性を大切にするお国柄です。

なので今回は、英国の郊外に無数に存在するカントリーロードの雰囲気を求めてのショートトリップ。どことなく似た風景がありそうな、軽井沢へ。

およそ200年という長い歴史を持ち、ジャガー同様その伝統を時代にマッチしたかたちに昇華させて現代に伝えている味噌蔵の運営になる、信州味噌ベースの料理を楽しめる和食レストランも訪ねることにしました。そう!もはや美味いモノ案件は、この企画のもうひとつの柱なのです。

ドライバーも含めて4人乗車のEペースは、都心から出発して関越道、信越道経由で軽井沢を目指しました。一般道から高速道路にかけての道のりで印象的だったのは、まずドライバーズシートが狭くはないのに心地好いタイト感を持っていて、“よし、走ろう”という気分を盛り上げてくれること。

ドライビングポジションも、着座位置が高いことを除けばFタイプのそれに近いもの。インテリアはレザーの感触も心地いいし、ステッチ類などのディテールも美しいし、全体的にラグジュアリーではあるのですが、同時にスポーティでもあるのです。

今回の試乗車は、シリーズ中もっとも強力なP300と呼ばれるガソリンエンジンを搭載するR-DYNAMIC HSE P300。搭載される2.0L直列4気筒ターボは、名称どおり221kW(300PS)/5,000rpmを発揮します。もちろんそのパワーは魅力的。アクセルペダルを踏み込んでいくと、トップエンドに近づくに連れて回転に弾みをつけながらパワーを盛り上げ、速度を伸ばていくのです。サウンドもリズミカル。こういうところもヤケにスポーツカーっぽいのです。

が、こうしたほどほどの距離を走るときに光るのは、低回転域での力強さ。このエンジン、400Nmという最大トルクを1,500rpmから発揮してくれるのです。だから発進加速のときもクルージングしているときも、力不足を感じることがありません。

特に高速道路で登り坂に差し掛かって速度をキープしたいとき、なんらかの理由で少しだけ速度を上げたいときなどには、アクセルペダルを踏む足の親指の付け根にちょっと力を入れる程度でこと足りてしまうほど。言い換えるなら、ロングを走っても疲れにくい、ということなのです。

もちろんシートの出来映えがいいことも、疲れが少ないことの大きな要素。それにシャシー、です。ふわふわしたところのない、どちらかといえば重厚といえる乗り心地なのですが、4つの脚はじつに綺麗に伸び縮みします。

試乗車にはオプションの21インチという、設定のなかでもっとも径の大きなホイールを履いていて、タイヤのウォールが薄いぶんだけコツコツと路面の凹凸を伝えてくるようなところもありましたが、全般的には引き締まってるのにガチンと跳ね返すようなところはまったくなくて、快適といえる部類です。

このシャシーがもっといい仕事を見せてくれたのは、予想どおり英国のカントリーロードを思わせる、美しい木々に囲まれたツイスティな道へと滑り込んでからでした。これまた予想どおり、伝統の信州味噌というものを現代流の手法で和食に落とし込んだ他とは似て異なる料理は大変に美味で、ジャガーというブランドとの相似性を感じさせてくれたわけですが、オナカ一杯になった僕たちはそこから軽井沢の郊外へとEペースの鼻先を向け、ワインディングロードを探したのです。

素晴らしくよく曲がることに、ちょっとばかりときめきました。ドライバーの意志を酌み取って、クルマが自分から積極的に向きを変えていくような感覚。ピュアスポーツカーやセダンと較べて背が高いこともあるからそれなりにロールは見せますが、その動きもドライバーを落胆させることのないじつに自然なもの。

そしてなにより気に入ったのは、曲がっていくときのフィーリングです。Eペイスの4WDシステムは、元は前輪駆動をベースにしたもの。P300エンジンを搭載したモデルでは、通常走行時は前輪のみにトルクを送り、路面状況に応じて後輪にも適切なトルク配分をして安定性を高めるのですが、4つのタイヤのグリップ状況によっては後輪に100%のトルクを配分することもあるのです。

しかもコーナリング時にはコーナーの外側にある後輪により多くのトルクを送り込み、クルマの曲がろうとするチカラをアシストします。そのときのフィールは、まるで俊敏なハンドリングを持つ後輪駆動のスポーツカーを走らせてるような感覚。SUVにしてこのハンドリング、コーナリングは、感涙モノといっていいレベルにあると思います。さすがはジャガー!

モダン・ジャガーのスタイリングデザインは、華はあるけど悪目立ちのしない、どちらかといえばジェントルなもの。だから単なる高級車ブランドだと誤解されているところもあるようですが、それはジャガーを彩る要素の側面に過ぎません。Eペイスも同じ。

ほかにもっとパワーのあるエンジンを積んだ高価なSUVは数多ありますが、これほど自然に気持ちよくスポーティさを味わえるモデルはありません。それでいて普段は人も荷物もたくさん積める、優雅で便利なSUVとして機能してもくれるのです。

ジャガーというのは、そんなふうに極めて大人なブランドなのです。
 
【SUV映えを探しに行こう!】4WDレネゲードは、小さくて頼もしい相棒だった

Hotel WELLIES(ホテル ウエリーズ) 

長野県北佐久郡軽井沢町長倉2350-160
TEL:0267-46-1670

英国人オーナーによってリフォームされ、数年前にオープンしたというウエリーズは、イングリッシュガーデンと部屋ごとに内装を違えた寝室、食事(特にイングリッシュブレックファースト)が魅力の小さなホテル。中軽井沢の別荘地のなかにあり、大人が都会の喧騒を離れてくつろぐにはうってつけの場所なのです。みなみに写真右側のクルマは、オーナーの旧型ディスカバリー。

 

酢重正之

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢6-1 TEL:0267-41-2007
営業時間:昼= 11:00~16:30(16:30 LO)/夜= 16:30~22:00(21:00 LO) ※ 季節により変動する場合があります。
定休日:無し

旧軽ロータリー前の『酢重正之』は、文政10年に創業された味噌蔵をルーツに持つレストラン。店内では、信州味噌を隠し味に使ったハヤシライスやサバ味噌をはじめとした、酢重正之商店で取り扱う味噌や醤油といった調味料をベースにした料理を味わうことができます。限定の味噌カツ丼もおすすめですよ。

 

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