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e-POWER搭載の日産 キックス、ライバルはどんなSUV?

日産 ジュークの日本における実質的な後継車として、2020年夏から日本での発売をスタートしたキックス。ガソリンエンジンで発電し、電気モーターで走るという日産独自の機構「e-POWER」を採用したコンパクトサイズのSUVです。今回はそんな見た目にも魅力的なキックスのライバルを5台集めてお届けします。

更新日2020/08/20

キックスってこんなクルマ?

日産 キックス 2代目 20202020年夏から日本での発売を開始した日産 キックス(KICKS)。南米市場でひと足先に発売をスタートし、その後中国市場でも発売を開始。その後も北米、カナダ、インド、タイなどで販売され、ついに2020年夏より日本でも発売をスタートしました。ちなみにかつて日産では、三菱パジェロミニのOEMモデルにも、キックス(KIX)という名称を使っています。

日本での販売を終了したジュークの後継車的な位置づけのキックスは、全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,610mm、ホイールベース2,620mmという大きさ。初代ジュークの全長4,135mm×全幅1,765mm×全高1,550mmよりも全長と全高を少しだけ大きくしたサイズ感で、日本で人気のコンパクトSUVというカテゴリーに分類されます。

日産 キックス 2代目 2020パワートレインには、ガソリンで発電し電気で走る日産独自のe-POWERを搭載。電気自動車のようなレスポンスと加速性能が味わえ、発電用エンジン制御の最適化とエンジン作動時間の短縮化によって、エンジン始動時の騒音や振動を低減し快適な車内空間を実現しました。

発電用エンジンは1.2L 直3DOHCで、モーターの定格出力は70kW(95PS)、最高出力は95kW(129PS)/4,000〜8,992rpm、最大トルクは260Nm(26.5kgm)/500〜3,008rpmを発生します。燃料消費率はWLTCモードで21.6km/L、JC08モードで30.0km/Lを達成。駆動方式は前輪駆動(FF)のみとなり、フロントタイヤ位置を最適化することでタイヤの切れ角を拡大させ、最小回転半径はクラストップの5.1メートルを実現しました。

現在のラインナップはX(275万9900円)とXツートーンインテリアエディション(286万9900円)の2グレードが用意されています。

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発売直後から大人気、トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー

トヨタ ライズ 2019日産の誇る「e-POWER」を搭載したモーターで走るキックス。そのライバルとして挙げられるのが、今大人気のトヨタ ライズ/ダイハツ ロッキーです。2019年秋にDNGA(ダイハツ ニューグローバルアーキテクチャー)の第2弾として発売され、トヨタではライズ、ダイハツではロッキーとして発売されたコンパクトSUVは、日本市場でのニーズの高さを受けて大ヒット。ライズは2019年上半期のSUV販売台数のトップを記録しています。

コンパクトなサイズで、普段使いからレジャーまで幅広いシーンで使えつつも、クラストップレベルの369Lという荷室を実現。さらに一部グレードには17インチの大径ホイールを奢ることで、迫力のあるスタイリングも生み出しました。
ボディサイズは、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mm、ホイールベース2,525mmという5ナンバーサイズで、1.0L 直3ターボを搭載。最高出力は72kW(98PS)/6,000rpm、最大トルク140Nm(14.3kgm)/2,400〜4,000rpmを発生し、トランスミッションにはCVTを組み合わせています。駆動方式は前輪駆動(FF)のほかに、車両の状態に合わせて最適なトルクを分配するダイナミックトルクコントロール4WDを採用しています。

価格帯はライズは167万9000円〜228万2200円、ロッキーは170万5000円〜236万7200円となっており、キックスと比べるとかなりお買い得になっています。

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キックスよりも低燃費、トヨタ C-HR

トヨタ C-HR 20162016年末に発売されるや、瞬く間に大人気となり、2017年上半期のSUV新車販売記録第1位を獲得したトヨタCH-R。TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)の第2弾として発売され、エッジを効かせた独創的なスタイリングとともに人気の要因となったのが、「プリウスのSUV版」ともいわれたハイブリッドシステムの搭載です。

全部で4種類あるグレードのうち、その半分にハイブリッドシステムを採用。1.8L 直4DOHCエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、システム全体の高効率化により低燃費を実現するとともに、ハイブリッドトランスアクスルや高回転モーター、パワーコントロールユニット、ハイブリッドバッテリーの搭載などにより、走行フィーリングを快適にして気持ちの良いシームレスな加速感を高次元で実現しました。

スペックは、最高出力72kW(98PS)/5,200rpm、最大トルク142Nm(14.5kgm)/3,600rpmを発生し、トランスミッションはCVTが組み合わされ、駆動方式は2WDとなっています(ガソリン車には4WDの設定もあり)。気になる燃料消費率はWLTCモードで25.8km/L、JC08モードで30.4km/Lを達成。いずれもキックスを上回る性能を見せています。

TNGAのGA-Cプラットフォームを採用したボディは、全長4,385mm×全幅1,795mm×全高1,550mm、ホイールベース2,640mmという大きさ。ハイブリッドモデルの価格帯は、274万5000円〜314万5000円となっており、キックスと比較するとやや割高です。

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新しモノ好きなら、マツダ CX-30

マツダ CX-302019年秋に新しく投入されたマツダのクロスオーバーSUVモデル。CX-3とCX-5の中間に位置づけされ、ボディサイズは全長4,395mm×全幅1,795mm×全幅1,540mm、ホイールベース2,655mmとなり、全高は日本の立体駐車場事情に合わせて1,550mm以下にしているのが特徴。評判の高いスタイリッシュな外観と車高の低さによって、ほかのコンパクトSUVよりもアクティブ感が少なく、高級感やエレガントさが増しています。

パワートレインは新世代ガソリンエンジンのSKYACTIV-Xをはじめ、軽快なパフォーマンスと優れた燃費性能を持つSKYACITV-G、ディーゼルならではの力強さとロングツーリングを快適に楽しめる静粛性も実現したクリーンディーゼルエンジンのSKYACTIV-Dの3種類を搭載。

このうちSKYACITV-Xは、ガソリンを燃料としながらもディーゼルエンジンと同じように圧縮着火を実現し高効率な燃焼を可能にした2.0L 直4DOHCエンジンで、静粛性の向上や心地よいエンジンサウンドなどを実現するエンジンカプセル構造や、ガソリンを1滴たりとも無駄にしないマルチホールインジェクター、1万分の1秒周期で燃焼室内の圧力を検知しエンジンのポテンシャルを最大限引き出す筒内圧センサーを搭載。最高出力は132kW(180PS)/6,000rpm、最大トルク224Nm(22.8kgm)/3,000rpmとなり、さらにエネルギーを有効活用するべく、「M Hybrid」というマイルドハイブリッド機構も合わせて搭載しています。

新しい技術に魅力を感じる方にとっては日産のe-POWER同様に、このマツダのSKYACTIV-Xも魅力的に映るでしょう。SKYACITV-X搭載モデルの気になる価格帯は329万4500円〜371万3600円と総じてキックスよりも高めに設定されています。

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オフロードにも力強さを発揮、スバル XV

スバル XV 2019スバル インプレッサシリーズの1カテゴリーとしてデビューし、現在はクロスオーバーSUVとしてラインナップされているXV。ヘキサゴンモチーフのグリルに幾何学模様を組み合わせたフロントマスクや、SUVらしさを強調したデザインが特徴で、ボディサイズは全長4,465mm×全幅1,800mm×全高1,550mm、ホイールベース2,670mmという大きさ。最低地上高を200mmにすることでアプローチアングルを確保したとともに、SUVライクな無骨さも生み出しています。

パワートレインは1.6L 水平対向4気筒DOHCデュアルAVCSエンジンを搭載し、リニアトロニックのフル電子制御CVTを採用。そのほかに2.0L 水平対向直噴4気筒エンジンに電動化技術「e-BOXER」を組み合わせたハイブリッドモデルもラインナップしています。

駆動方式は水平対向エンジンとともに左右対称のパワートレインで構成された独自のAWDシステム、シンメトリカルAWDを採用し、前後左右の重量バランスをシンメトリーにして安定性と安心感を生み出しています。さらにこのXVでは、路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルク配分を行なうアクティブトルクスプリットAWDも採用。また悪路にはまった際にスムーズな脱出を実現するため、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールするX-MODEも搭載するなど、4WD性能に特化したSUVとなっています。

気になる価格帯は、220万円〜292万6000円。ハイブリッドモデルは265万1000円〜とキックスよりも手を出しやすい価格設定となっています。

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まもなく発売、トヨタ ヤリスクロスはどんなクルマ?

トヨタ ヤリスクロス 2019日本ではかつてヴィッツの名前で親しまれてきた、トヨタの誇るコンパクトカー、ヤリス。そのSUVバージョンとなるヤリスクロスがついに2020年9月に発売されることがアナウンスされました。

ヤリスと同じGA-Bプラットフォームを採用したボディは、全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,560mm、ホイールベース2,560mmという大きさで、キックスのライバルにも最適。パワートレインは1.5L 直3ダイナミックフォースエンジンと、リダクション機構付きのTHS IIというハイブリッドの2種類を用意。

駆動方式はガソリン車がFFと4WD、ハイブリッド車がFFとE-Four(電気式4WD)がそれぞれ設定されています。価格はまだ未発表ながら、ヤリスの1.5L エンジンモデルが154万3000円〜、ハイブリッドモデルが199万8000円〜ということを考えると、おそらく同程度+アルファの価格となり、キックスよりもお買い得になる可能性が高くなりそうです。

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魅力的な日産キックスには、数多くの国産SUVによるライバルたちが存在していることが分かりました。各車それぞれにはキックスを上回るような個性や魅力、特徴などがあり、それらをキックスと比較しながら、自分にとってもベストバイを探してみるのはいかがでしょうか。

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