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ジープ ラングラー(JL)グレード解説【スポーツ、サハラ、ルビコン、それぞれどんな違いが?】

2018年より販売されている現行型の4代目ジープ ラングラー。初代は2ドアのみのシンプルなモデル構成でしたが、2代目(2004年)からは2ドアおよび4ドアがそれぞれ用意され、さらに現在はグレード展開も多彩。今回はそんな最新型ジープ ラングラーのグレードを分かりやすく整理してお届けします。

更新日2020/10/08

2ドアは1グレードのみ、残る3グレードはすべて4ドアに

ジープ ラングラー 2018

多くのSUVがモダンなデザインに洗練されていくなか、今なお頑なに初代Jeepの面影を守り続けるラングラー。フロントには伝統の7スロットグリルを備え、切り立つような四角いフォルムや、悪路でタイヤホイールアーチが接触しないように設計された台形のホイールアーチ、着脱もできる外ヒンジ式のサイドドア(ドアなしの走行は日本では違法ですが)など、武骨なまでのディテールを現在も保ち続けています。

そんな現行型のラングラーには、2ドアタイプのスポーツ、4ドアタイプのアンリミテッド スポーツ、アンリミテッド サハラ、アンリミテッド ルビコンという4種類のグレードが用意されています。旧来の2ドアタイプはスポーツのみでそれ以外はすべて4ドアタイプ。2ドア版のスポーツは、現在では受注生産のみの対応となっています。

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パワートレインは2種類を用意

ジープ ラングラー 3.6L

続いてパワートレインですが、現在のラインナップは全部で2種類。主力となるのがG型の3.6L V6DOHCエンジンで、そのほかにN型の2.0L 直4DOHCターボエンジンが設定。どちらにもStart/Stopシステム(アイドリングシステム)が搭載されています。

3.6L V6DOHCエンジンのスペックは最高出力209kW(284PS)/6,400rpm、最大トルク347Nm(35.4kgm)/4,100rpm、JC08モード燃費は9.0〜9.6km/L。燃費は先代のV6エンジンよりも23%燃費性能が向上されています。

対する2.0L 直4DOHCターボエンジンは最高出力200kW(272PS)/5,250rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/3,000rpm、JC08モード燃費は11.5km/L。V6並のパワーを発揮しながらも直4ならではの低燃費を実現しています。

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エントリーグレードのスポーツだけに設定された2種類のボディ

ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ 2018

エントリーグレードでもあるスポーツは、受注生産の2ドアおよび4ドアのアンリミテッド スポーツが用意されています。

現行型ラングラーの主流である4ドア版のアンリミテッド スポーツは、ラングラー本来の力強さを発揮する3.6L V6エンジンを搭載し、ゆとりのある後部座席と荷室を持ち合わせています。

ボディサイズは全長4,870mm×全幅1,895mm×全高1,840mmという大きさで、最小回転半径は6.2m。丸形ヘッドライトに7スロットグリルという伝統的な顔つきはCJシリーズとの親和性を強調して丸形ヘッドライトをスロットグリルにめり込ませたデザインを採用しています。

ジープ ラングラー アンリミテッド 2019

インテリア(内装)はヘリテージをオマージュしながらも上質なデザインと便利な機能、そして多彩なテクノロジーでアップデートされており、ラングラー史上最も静かな室内空間を実現しました。また、エクステリアと同様にCJシリーズを彷彿させるデザインで、水平基調のダッシュボードを採用。くわえて、Apple CarPlay、Android Autoに対応したジープ最新のインフォテイメントシステム、Uconnectを搭載した7インチの大型ラジオディスプレイを装備しています。

足まわりは前後ともコイルリジット式、駆動方式は後2輪・4輪駆動のオンデマンド式4WDを搭載。電子制御のセンターデフを搭載し手動でレンジ切り替え可能な強固なトランスファーケースを備えたセレクトラックフルタイム4×4システムを採用しています。

安全装備ではアダプティブクルーズコントロールや前面衝突警報、ParkSenseリアパークアシストなど運転支援機能が充実しており、トレーラーけん引時のふらつきを抑制するスウェイコントロールといったラングラーならではの安全性能も装備されています。

ジープ ラングラー 2018

一方の2ドアのスポーツは、1941年に誕生した初代ジープ ウイリスの血統を直接受け継ぐモデル。ボディサイズは全長4,320mm×全幅1,895mm×全高1,825mmという大きさで最小回転半径は5.3m。全幅のみ4ドアと同じですがそれ以外のサイズはともに小さくなっています。こちらも4ドアスポーツと同じV6エンジンを搭載しています。

車両価格は2ドアのスポーツが490万円、4ドアのアンリミテッド スポーツが511万円。スポーツにはアンリミテッド スポーツに搭載されるリアドームオーバーヘッドLEDランプ、リア アシストハンドルが装備されない、可倒式リアシートが、60:40分割式でなくなるといった装備面での違いがあります。

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アンリミテッド サハラは2種類のパワートレインを用意

ジープ ラングラー アンリミテッド 2018

LEDライトや8.4インチ大型ディスプレイ、走行時の安全性能など、ワンランク上の装備を持つアンリミテッド サハラ。ボディサイズは基本的にアンリミテッド スポーツと同寸ですが(2.0Lの全高のみ1,845mm)、パワートレインは3.6L V6のほかに2.0L 直4ターボエンジンの2種類が用意されています。

装備面ではオートレベリング機能付きのLEDヘッドライトを搭載し、フォグランプも同様にLEDを採用(スポーツはハロゲンが標準)。オーディオでは、スポーツのスピーカー(8基)から、サブウーハー付きのアルパイン製プレミアムスピーカー(9基)へとアップデートされ、シートは Jeepのロゴマーク刺繍入りのレザーシートを標準で装備しています(オプションで布製バケットシートもあり)。

ジープ ラングラー 2018

またアンリミテッド サハラだけに装備されているのが、ボディ同色のフリーダムトップおよびオーバーフェンダー。その他のモデルではブラック色になり、ボディカラーと統一したい方はサハラがおすすめです。

またボディカラーには、スポーツにはないヘラヤライエロー、パンプキンメタリックが追加され、他のグレードでは選べないオーシャンブルーメタリックも用意されます。

車両価格は仕様の違いなどにより561万円〜590万円となっています。

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悪路走破性を高めたルビコン

ジープ ラングラー ルビコン 2018

ラングラーの最上級グレードとなるのがアンリミテッド ルビコン。モダンに進化を遂げながらジープが培ってきたオフロード性能をすべて凝縮させたフラッグシップモデルです。ボディサイズは全長と全幅は、ほかの4ドアモデルと同じですが、全高が1,850mmと最も背の高いモデルとなっています。

パワートレインは3.6L V6のみの設定で、4WDシステムにはセレクトラックフルタイム4×4システムをベースに4Lのギア比を4:1低レンジ化することでさらにオフロード走破性を向上した究極の4×4システム「ロックトラック4×4システム」を搭載しています。

さらに前後のデファレンシャルをロックするトゥルロック機構や、電子制御式のフロントスウェイバーディスコネクトシステムも搭載するなど、ジープモデルの中でも最高峰の悪路走破性を持ち合わせています。

ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン 2020

装備面ではアンリミテッドサハラをベースにしつつ、シートの刺繍がルビコン仕様になっていたり、ロックレールや、シートバックに小物入れが取り付けられる「モジュラーシートバックJEEPユーティリティグリッドシステム」を唯一装備していたり、ダークグレーアクセント入りフロントグリル/ヘッドライトベゼルを採用するなど、ルビコンのみの専用装備もかなりの充実ぶり。ホイールも専用デザインの17インチホイール、タイヤもLT255/75R17 マッド&テレインタイヤが奢られます。

ボディカラーではスティンググレーというルビコンだけの専用色があり、車両価格は612万円と最も高価になっています。

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ジープの伝統を受け継ぐラングラーも、現在では多くのグレードを取り揃えており、装備も最新のものにアップデートされています。近々新たにプラグインハイブリッド版の4xeが登場するなど、何かと話題の豊富なラングラーの動向には今後も注目です。

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