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3列シートSUVのWLTCモード燃費・航続距離ランキングTOP5

大人数での移動時には大活躍してくれる3列シート仕様のSUV。今回はこのパッケージのモデルにこだわって燃費および航続距離のベスト5を選んでみました。意外と航続距離が長く、給油の回数も減らせるストレスフリーなSUVたちが勢揃いし、中には意外なモデルもランクインしています。

更新日2022/03/15

燃費と合わせて見ておきたい航続距離

三菱 デリカ D:5 アーバンギア 2018

自動車の燃費性能をあらわすための基準が、これまでのJC08モード(国土交通省審査値)から、世界基準のWLTCモード(Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle)へと移行されています。日本では2018年10月以降に国内で販売されるすべての車両において、このWLTCモードの表示が義務付けられており、カタログにもWLTCモードによる燃費性能値が記されています。そのため、ユーザーはカタログを眺めたりホームページを調べれば、ひとめで気になるクルマの燃費を知ることができ、ライバル車との比較検討も簡単にできるようになりました。

しかしもうひとつ、カタログには記載されていないものの、自分で調べるだけで簡単に算出することができ、その後のカーライフに少なくない影響をもたらすものがあります。それが航続距離というもの。航続距離とは、満タン給油してから最大でどれだけ走行できるのかをあらわした数値で、WLTCモードの数値に燃料タンク容量をかけ合わせれば誰でも簡単に導き出すことができます。

この航続距離を知っていれば、自分がどのタイミングで給油すればいいのかの目安になり、ドライブ時の安心材料のひとつにもなります。また航続距離が長いクルマであれば、それだけガソリンスタンドに立ち寄る回数も少なくなり、ガソリンスタンドを探して右往左往するといったストレスからも解放されるでしょう。そこでこちらでは、WLTCモードによる燃費性能のベスト5と合わせて、航続距離でのベスト5も調べてみることにしました。燃費と航続距離が優れているSUVは、必ずしも一致するとは限らないのが面白いところです。

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WLTCモード燃費ランキング

5位:三菱 デリカD:5【WLTCモード12.6km/L】

三菱 デリカ D:5 2018

迫力あふれる三菱独自のデザインフィロソフィー「ダイナミックシールドデザイン」を取り入れたデリカD:5。安定感のある幅広感と上級感を感じさせ、特徴的なLEDヘッドライトは眩しくない高さに配して照射機能を向上させています。

パワートレインには2.2Lのコモンレール式DI-Dクリーンディーゼルターボを搭載。ビッグトルクが魅力のエンジンは、効率を磨き上げるさまざまな改良によって最大トルクを高め、上質なエンジンフィールも実現。また排ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを新たに採用し、環境性能も向上させています。駆動方式には三菱独自のAWC(All Wheel Control)思想に基づいた4WDを搭載。トランスミッションはスポーツモード付きの8速ATが組み合わされています。シートは全モデルとも3列シートが用意され、Mグレード以外のモデルには8人乗り仕様車のほかに7人乗り仕様も設定されています。

そんなデリカD:5のWLTCモードによる燃費性能は、全グレードとも12.6km/Lをマーク。2tちかい車体ながらもこれだけの燃費性能を記録しています。

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4位:日産 エクストレイル【WLTCモード12.8km/L】

3代目(T32型)エクストレイル

日産が2000年から発売しているミドルサイズSUVのエクストレイル。初代および2代目までは本格的なオフローダーを思わせるスタイリングでしたが、2013年に投入された3代目モデルからは高級感を増し、スタイリッシュな雰囲気へと一新しました。全長4,690mm、ホイールベース2,705mmというボディサイズには2列シート&5名乗車が基本となっていますが、20Xiというグレードには3列シートを備えた7名乗車仕様が設定されています。

パワートレインは2.0L 直4ガソリンエンジンとともに、専用の直噴エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルもラインナップ。このハイブリッドモデルでは、街中での走行シーンのおよそ4分の3をEV走行させることができるほか、全速度域でモーター走行できる頻度を増加させたことで高速走行時でも圧倒的なEV領域の広さを実現していますが、残念ながらハイブリッドモデルでは3列シート車の設定はありません。また、駆動方式は20S以外のグレードにはすべてFFとフルタイム4WDがともに設定されています。

そんなエクストレイルの3列シート車によるWLTCモード燃費性能ベスト1は、2WDの20Xiがマークした12.8km/L。ちなみに同じく3列シート車の4WDモデルは12.2km/Lと少しですが燃費性能が低くなっています。

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3位:ホンダ CR-V【WLTCモード14.2km/L】

ホンダ CR-V 2020

1995年、オデッセイに続くクリエティブムーバーシリーズの第2弾としてデビューしたホンダ CR-V。ホンダを代表するミドルクラスのSUVシリーズで、現在は2016年に登場した5代目モデルが販売されています。4代目までのCR-Vは5名乗車のみの設定とでしたが、5代目では7人乗りができる3列シート仕様を初めて設定。燃料タンクの形状やフロアまわりの設計を見直して3列シートのスペースを確保するとともに、シート内にスプリングを内蔵するなど3列シートの乗り心地にもこだわっています。

そんなCR-Vのパワートレインは1.5L 直4エンジンと2.0L 直4エンジンに「e:HEV」を組み合わせたハイブリッドの2種類を用意。e:HEVとは、走行用と発電用の2モーターにガソリンエンジンを組合わせたホンダ独自のハイブリッドシステムで、EVにより近いハイブリッドをあらわしています。なお残念ながらハイブリッドモデルはすべて5名乗車仕様となっていて、3列シート車はガソリン車のみとなっています。その中で最も燃費性能が高いのがFFのEXで、その数値は14.2km/Lをマーク。ちなみに同グレードの5名乗車モデルも同じ数値になっています。

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2位:レクサス RX450hL【WLTCモード14.7km/L】

レクサス RX450hL

日本の誇るプレミアムブランドのレクサス。そのSUVモデルとしてデビューしたのがRXです。かつては「ハリアー」として日本国内で販売が行なわれていましたが、現在はRXとハリアーは切り離されて別々に開発が行なわれ、両車がそれぞれ販売されています。現在販売されているのは2015年登場の4代目で、レクサスらしいスピンドルグリルを備えた高級感あふれるスタイリングをもち、室内空間もラグジュアリーな雰囲気に仕上げられています。ボディタイプは全長4,890mmの5名乗車仕様が基本ですが、全長5,000mmの7名または6名乗りのロングボディ車も存在しています。

RXのロングボディ車となるのは「RX450hL」というグレードで、パワートレインは3.5L V6エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッド車のみ。駆動方式は4WDとなっています(他グレードにはFFもあり)。気になるWLTCモードは14.7km/Lとなっていて、4WDながらこの燃費性能の高さは目をみはるものがあります。

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1位:マツダ CX-8【WLTCモード15.8km/L】

見事第1位に輝いたのが、マツダのSUVシリーズの中でフラッグシップに位置づけられるCX-8でした。このCX-8は開発当初から3列シートがベースになっていて、3列目のシートでもきちんとした座り心地を追求。乗車定員は7名のほかに2列目シートをキャプテンシートにした6名乗車仕様の設定もあり、車内の静粛性にもこだわるなど、ほかのSUVにはない車内空間の快適性を高めています。また多人数乗用車でありながら美しいプロポーションも自慢のひとつで、魂動デザインが生み出す躍動感と美しさを際立たせるボディカラーのラインナップも魅力的。

そんなCX-8のパワートレインは2.5L 直4エンジン「SKYACTIV-G」と2.2L 直4ディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D」の2種類を用意。駆動方式はFFと4WDがそれぞれ設定されています。その中で最もWLTCモードによる燃費性能が高いのが、SKYACTIV-Dを搭載した2WDモデル XDで、15.8km/Lをマークしています。なお同じXDでも4WDでは15.4km/Lとやや低めになっています。

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航続距離ランキング

WLTCモードではマツダCX-8が第1位に輝きましたが、それでは航続距離ではどうなるでしょうか。気になるポイントが燃料タンクの容量で、意外とこの大きさが各SUVによってばらつきがあるのがおわかりになると思います。

5位:三菱 デリカD:5【806.4km=12.6km/L×タンク容量64L】

WLTCモード燃費のランキングと同じく、航続距離でも第5位となった三菱 デリカD:5。燃料タンクの大きさは標準的といえるでしょう。

4位:ホンダ CR-V【809.4km=14.2km/L×タンク容量57L】

4位になったのはホンダ CR-V。このサイズのボディにもかかわらず燃料タンク容量は57Lを確保し、見事4位となりました。

3位:レクサス RX450h【955.5km=14.7km/L×タンク容量65L】

4位のCR-Vに航続距離150km以上の差をつけて3位となったRX450hL。ハイブリッドならではの燃費性能とタンク容量の大きさによって3位となりました。

2位:トヨタ ランドクルーザー プラド【974.4km=11.2km/L×タンク容量87L】

ここにきて突然ランクインしたのがこのプラド。燃費性能でのベスト5にはランクインこそしていませんでしたが、圧倒的なタンク容量の大きさが功を奏して、航続距離でのベスト5ではいきなり2位にランクインしています。

1位:マツダ CX-8【1,139.6km=15.4km×タンク容量74L】

見事1位に輝いたのは、WLTCモードの燃費性能ベスト1と同じCX-8でした。ただしWLTCモード版の方は2WDでしたが、こちらはより航続距離が長い4WDモデルでの選出。4WD版の方が少しだけ燃費性能は低いものの、タンク容量が大きいのでこの結果に。ちなみに2WD版は15.8km×タンク容量72L=1,137.6kmとなります。

 

燃費と航続距離。両面から見ると意外な結果が見えてきます。WLTCモードでは11.2km/Lしか性能を発揮していなかったプラドが、航続距離では見事にランクインとなりました。しかしなんといっても今回のランキングでわかったのはCX-8の燃費性能の高さと航続距離の長さ。もちろん乗車定員によって航続距離に多少の誤差は生じますが、それでも1,000kmオーバーのロングランをこなせる7人乗りSUVというのはかなり魅力的といえるでしょう。

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