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SUVで行く!東北地方のおすすめ温泉地20選

東北6県と言えばスキー場とお祭り、そして忘れてはならないのが名湯と秘湯の温泉です。山形県の蔵王温泉や宮城県の秋保温泉、そして十和田湖湖畔など枚挙しきれないほどです。 そんな温泉天国の東北から、秘湯を巡るドライブに行きたくなる温泉地をご紹介します。そのお供はもちろん雪道もロングドライブも得意なSUVです。それでは自慢のSUVで東北の秘湯を目指しましょう!

更新日2021/02/02

 

秘湯

各都道府県の温泉地

青森県

カルデラ湖の恵みの湯と幸を頂ける青森県十和田市「十和田湖畔温泉(とわだこはんおんせん)」

十和田湖に源を発する深い自然林に覆われた奥入瀬渓流の入口、子ノ口から十和田湖上遊覧船で渡った休屋地区に湧くのが十和田湖畔温泉です。泉質は炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉で、効能は神経痛、リウマチ、筋肉痛、関節痛、疲労などとなっています。

十和田湖畔温泉のある休屋地区は、十和田湖観光の中心となる遊覧船の発着地であり、十和田湖のシンボル「乙女の像」(高村光太郎作)など多くの観光スポットがあります。また、「森の神」として崇められてきたブナの巨木。そして十和田湖に源を発する全長約14kmの奥入瀬渓の遊歩道を散策すれば、表情を変えながら流れる清流や絶壁を滑り落ちる幾多の滝を観る事もできます。

また、ニンニク、ごぼう、ぼけしらずネギ、ながいも、山の芋といった特産品やヒメマス・わかさぎなどの湖の幸も見逃せません。

住所:〒018-5501 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋
問い合わせ先:0176-75-2425
アクセス:東北自動車道・小坂ICから約50分

 

黒石の奥座敷と風情ある街並みがお出迎え 青森県黒石市「落合温泉(おちあいおんせん)」

古来より湯治場として栄えてきた黒石市の黒石温泉郷に4つある温泉のひとつです。400年以上の歴史を持ち「黒石の奥座敷」とも呼ばれています。

浅瀬石川沿いにある温泉街は、のんびりとしたのどかな雰囲気で、異なる泉質の湯巡りをしたり、津軽の商家が立ち並ぶ風情ある「こみせ通り」の散策も楽めます。

泉質は無色透明の単純泉で、さらっとした肌触りが特徴。美肌効果、アトピー改善、神経痛、筋肉痛、肩こり、腰痛、疲労、便秘などに効果があるといわれています。低料金で、誰でも気軽に入浴できる温泉共同浴場もあります。

また、津軽系伝統こけし(温湯こけし)の発祥の地として有名です。さらに、1分ほど足を延ばせば、歴代黒石領主の祈願所として敬われてきた小寺 薬師寺や、黒石市天然記念物 樹齢300年以上の石割楓などの見どころも。

住所:〒036-0412 黒石市袋字富山
問い合わせ先:0172-52-3488(黒石観光協会)
アクセス:東北自動車道・黒石ICから約15分

 

ランプだけが秘湯を照らす青森県黒石市「青荷温泉(あおにおんせん)」

青荷渓谷の渓流沿いにある青荷温泉は黒石市の「温湯温泉」「落合温泉」「板留温泉」という3湯とともに形成される黒石温泉郷の温泉地のひとつで、温泉マニアの間では有名な山深い秘境にある秘湯です。一軒宿である「ランプの宿 青荷温泉」のみがあり、館内にある4つの湯には電灯がなく、日暮れ後の灯りはランプのみで、ドライヤーも使えずスマホも充電もできないというまさに秘湯中の秘湯。

泉質は無色透明無味無臭の柔らかな単純温泉で、効能も神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩など多岐に渡るのが特徴です。

その他の黒石温泉郷には、共同浴場の湯治文化が残る温湯温泉、津軽伝承工芸館がある落合温泉、江戸時代にまで歴史が遡る板留温泉と、それぞれに泉質が異なる温泉があり、古くから湯治客が集まる歴史のある温泉郷となっていて、入浴して比べるのも楽しみになります。

住所:〒036-0402 青森県黒石市沖浦字青荷沢滝ノ上1-7
問い合わせ先:0172-54-8588
アクセス:東北自動車道・黒石ICから約20分

 

昭和レトロの温泉街で名物温泉もやしを食す 南津軽郡大鰐町「大鰐温泉(おおわにおんせん)」

大鰐温泉は、鎌倉時代初期に開湯したといわれる歴史ある名湯です。平川の清流の傍らに居並ぶ温泉街は、温かな風情を感じさせるたたずまいが連なり、約6軒の共同浴場が点在しています。

大鰐温泉の名物は温泉もやし。江戸時代から栽培された伝統があるもやしは30cmもの長さが特徴で、温泉熱を通して通年25℃に保った温室で育てられています。

大日如来のお告げで発見されたというだけに、昔から効能高い湯治場として知られてきた泉質は、弱食塩泉で神経痛やリウマチ性疾患などに効果をみせ、無色透明が特徴で体が冷めにくいといわれています。また、飲泉もできる施設が多く胃腸の調子を整えてくれます。

住所:〒038-0211 南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐
問い合わせ先:0172-48-3231(大鰐温泉旅館組合)
アクセス:東北自動車道・碇ヶ関ICから約15分

 

2つの湯を楽しめる日本三秘湯の宿「谷地温泉(やちおんせん)」

谷地温泉は、八甲田山中にある400年の歴史を誇る日本三秘湯の宿として知られ温泉です。古くから秘境の湯治場とされ、上の湯と下の湯2つの源泉があります。

上の湯は、硫黄の湯花で白濁した42℃の温泉で熱湯と呼ばれ、泉質は単純温泉(低張性弱酸性低温泉)で、神経痛・不眠症・アトピー性皮膚炎・慢性疾患などに効能があります。

また,下の湯は、浴槽の底から直接自噴する足下自噴の源泉かけ流しの湯は霊泉と呼ばれ、泉質は無色透明の単純硫黄温泉「硫化水素型」(低張性弱酸性温泉)で、神経痛・関節炎・疲労回復などの効能があります。

谷地温泉は日帰り入浴も可能ですが、宿泊して、湧き水で育った新鮮な岩魚や岩魚の骨酒、そして地元産の採れたての山菜やキノコを使った季節ごとの田舎料理も食することをおすすめします。

住所:〒034-0303 青森県十和田市法量谷地1
問い合わせ先:0176-74-1188
アクセス:八戸自動車道・百石道路 八戸北ICから約79分

 

秋田県

秘湯の宿が7種類もある秋田県仙北市「乳頭温泉郷(にゅうとうおんせん)」

十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に独自に源泉を持つ七湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれ、山深い地に秘湯感たっぷりの7つの一軒宿が集まっています。そして、鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村乳頭温泉郷それぞれの泉質は多種多様で十種類以上の源泉があります。

その中でも温泉郷の中で最も奥にあり、330年ほど前の江戸時代からの歴史を持つ「黒湯温泉」は、沸々と温泉が噴出する源泉が宿の横にあり、茅葺や杉皮葺きの屋根の宿舎や湯小屋が湯治場の風情を残しており、 豊富で乳白色に染まる単純硫化水素泉 酸性硫黄泉の湯と山々の景観が体の芯からリフレッシュしてくれます。

また、大地に自生する山菜やきのこを食すのも乳頭温泉郷の醍醐味です。

住所:〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内2番地1(黒湯温泉)
問い合わせ先:0187-46-2214(黒湯温泉)
アクセス:東北自動車道・盛岡ICより約60分

 

さすが湯治場 体が元気になる 鹿角市八幡平「後生掛温泉(ごしょうがけおんせん)」

後生掛温泉は、アスピーテライン沿いにある一軒宿の入浴・宿泊施設で、1,000mの鉱泥で熱せられて湧く硫黄成分たっぷりの湯の源泉から引いてくる湯は、多くの効能が期待できるとされ、湯治目的で訪れる方も多く訪れます。

灰色系の白く濁った湯の泉質は硫黄泉で、神経痛、リウマチ、婦人病、胃腸病、冷え性、痔疾、喘息などへの効能があります。

打たせ湯や箱蒸し風呂など種類豊富な湯も特徴で、地熱利用によるオンドル宿舎で寝ながら身体の冷を取り去り健康を取り戻す独特の湯治法は古くから知られています。

さらに、旅館玄関脇から自然研究路が出ており、ボコボコと音を立てながら吹き上げている泥湯や沸騰泉、吹上泉、湯沼を一度に見られる貴重な散策が楽しめます。

住所:〒018-5141 鹿角市八幡平熊沢国有林内
問い合わせ先:0186-31-2222
アクセス:東北自動車道・鹿角八幡平ICから約40分

 

秘湯ブームはここから始まった 仙北市田沢湖近くの「鶴ノ湯温泉(つるのゆおんせん)」

鶴ノ湯温泉は、先に紹介した乳頭温泉郷のなかで、もっとも古くからある温泉場です。鶴の湯温泉と、別館の山の宿があり、鶴の湯温泉の混浴露天風呂が、秘湯ブームの火付け役となったといわれています。

鶴の湯温泉には、白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と呼ばれている泉質の異なる源泉が4種類あり、鶴の湯温泉の代表する混浴露天風呂は白湯は、美人の湯とも呼ばれています。

白濁した湯の泉質は、含硫黄、ナトリウム、カルシウム、塩化物、炭酸水素泉で、浴槽の真下に源泉があるので鮮度抜群のお湯が楽しめます。

住所:〒014-1204 仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
問い合わせ先:0187-46-2139
アクセス:東北自動車道・盛岡ICから約90分

 

オンドルを体験できる秋田県仙北市の「大深温泉(おおぶかおんせん)」

八幡平温泉郷のひとつ大深温泉は八幡平頂上に近い原生林の中の閑静な温泉地で、1軒宿「大深温泉」のみがあります。古くから湯治場として知られ、湯量が豊富な特徴を生かした「オンドル」は、温泉の地熱や温泉の蒸気を建物の床下に大地のぬくもりが通り、床に寝転がると体全体が温まるという日本で数少ない温泉地です。八幡平温泉郷のひとつ。

白い湯の花がたくさん浮遊する乳白色の湯は源泉温度が77度と高く、泉質は硫黄泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛となっています。

大深温泉には宿泊できませんが、周辺には宿泊施設のある「青荷山荘」があります。また、沢にたくさんのサワガニが棲んでいる「蟹場(がにば)温泉」といった特徴のある日帰り温泉もあります。

住所:〒014-1205 秋田県仙北市田沢湖玉川
問い合わせ先:0186-31-2551
アクセス:東北自動車道・松尾八幡平ICから約40分

 

 

岩手県

秘湯ムード満点の温泉リゾート 岩手県八幡平市「八幡平温泉(はちまんたいおんせん)」

八幡平温泉は、 自然あふれる八幡平に位置するホテルやペンションなどの宿泊施設が充実した温泉郷です。個性豊かで秘湯ムード満点の湯宿のその多くが、日帰り入浴が可能で、泉質は、リウマチや皮膚病に効く単純硫黄泉で、効能はリウマチ、婦人病、高血圧、皮膚病、糖尿病などとなります。新緑や紅葉を眺めながらの入浴も良いですが、深雪の中での雪見露天風呂も最高です。また、地元産の八幡平サーモンや野菜も美味なのでぜひご賞味を!

近場には東北屈指の規模を誇る八幡平リゾートスキー場がある他、トレッキングの拠点としても人気があります。そして「八幡平アスピーテライン」は、標高ごとに景色が変わるドライブコースとして人気があります。冬季は通行止になりますが、4月下旬の開通時には数mにもなる「雪の回廊」の風景を楽しむことができます。

住所:岩手県八幡平市松尾寄木
問い合わせ先:0195-78-3500(八幡平市観光協会)
アクセス:東北自動車道・松尾八幡平ICから約15分

 

宮沢賢治の童謡にも登場する名湯 岩手県花巻市「鉛温泉(なまりおんせん)」

鉛温泉は、花巻市西部、深山を流れる清流豊沢川沿いに8つの温泉が点在する花巻南温泉峡の一つです。宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」では「腹の痛いものにも利けば傷もなおる鉛の湯…」とうたわれたことや多くの文化人に愛用されたことで、文学の薫り漂う秘湯として人気があります。

一軒宿 藤三旅館は開湯は約600年前と伝えられ、源泉を4つ持ち、単純温泉の高温と低温の湯を混ぜて温度調節するため、日本にわずか1%しかないとされる加熱、循環、差し水一切なしの100%かけ流し天然温泉となっています。

なかでも白猿の湯は深さ平均1.25mの立って入る立位浴です。この立位浴は、適度な湯圧が循環器系を整え、血行促進に効果があるとされています。

他の花巻南温泉峡の温泉とはまた違った雰囲気の峡谷の秘湯 鉛温泉に浸かってみてください。

住所:〒025-0252 花巻市鉛字中平75-1
問い合わせ先:0198-25-2311
アクセス:東北自動車・花巻南ICから約20分

 

1,300年の伝統を誇る古湯に浸かれる休暇村 岩手郡雫石町「網張温泉(あみはりおんせん)」

雫石町の休暇村内にある網張温泉は、1,300年の伝統を誇る白濁の硫黄泉あふれる公共の宿です。雄大な山々を望む大釈の湯、趣きのある白泉の湯、日帰施設 薬師の湯、混浴野天風呂 秘境・仙女の湯、鹿追足湯と5つの湯船があります。

泉質は単純温泉・硫黄泉(硫化水素型)で、効能はアトピー性皮膚炎、末梢神経障害、尋常性乾癬などです。また、源泉と沢水が混ざる際の温度によって色が変わり、夏から秋は青みがかった白濁した湯で硫黄臭があり、沢の水が細い冬になると無色透明に近くなるという特徴があります。

食事では、約40種類のビュッフェや、岩手の食材の味を大切にした会席料理などが楽しめます。

住所:〒020-0585 岩手郡雫石町長山小松倉14-3
問い合わせ先:019-693-2211
アクセス:東北自動車道・盛岡ICから約40分

 

山形県

あのアニメの世界観がここに!山形県尾花沢市「銀山温泉(ぎんざんおんせん)」

銀山温泉は、かつて江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来しています。大正時代の面影を残す洋風木造多層の旅館が軒を並べ、ガス燈に照らされた温泉旅館街となっています。また、最近は大人気アニメ「鬼滅の刃」により、舞台となる大正時代が脚光を浴びたことで若い人達が多く訪れるようになっています。

温泉の泉質はナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉で、効能は神経痛、リウマチ、皮膚病、創傷、成人病、婦人病等となります。

また、温泉街から延びている散策コースで、温泉で疲れを癒した後、自然の中でのんびり過ごすのも銀山温泉の楽しみ方で、冬には銀世界を灯すガス灯の明かりが街並みを一段とロマンティックに装います。

住所:〒999-4333 山形県尾花沢市銀山温泉
問い合わせ先:0237-28-3933(銀山温泉観光案内所)
アクセス:東北自動車道・古川ICから約90分

 

弘法大師が見つけた出羽の国の名湯「温海温泉(あつみおんせん)」

奥羽三関のひとつ鼠ヶ関を越え、温海岳のふもとを流れる温海川をはさみ、宿や共同浴場や足湯場が立ち並ぶ一角が温海温泉です。開湯は、弘法大師が見た夢枕による発見ともいわれ、豊富な湯量と優れた泉質の歴史ある温泉は、松尾芭蕉や与謝野晶子などの文人に詠まれたことでも知られます。

泉質は塩化物泉、硫酸塩泉で、神経痛、リウマチ、婦人病、皮膚病、便秘などに効能があり、飲泉で体の内からあつみのお湯を感じられます。3つある共同浴場は熱めの湯が好きな人には特におすすめです。

また、日本海に近いことから、新鮮な海の幸や、朝市、旬の地産食材を活かした自慢のごっつぉ も楽しめます。

住所:〒999-7204 鶴岡市湯温海
問い合わせ先:0235-43-3547(あつみ観光協会)
アクセス:日本海東北自動車道・あつみ温泉ICから約5分

 

沢庵和尚も入浴した温泉の後はワインが待っている!山形県上山市「かみのやま温泉(かみのやまおんせん)」

上山市は南東北エリアのちょうど中間に位置し、蔵王連峰など四方を山に囲まれた かみのやま温泉は、新湯、湯町、葉山など上山市内に湧く6つの温泉の総称で、東山、湯野浜温泉と並び奥羽三楽郷の1つとされます。

武家屋敷の家並みが残り、湯出坂、月待坂、袖摺坂など、9つの坂が入り組み、城下町の面影を色濃く残す街のあちこちに足湯が設けられ、共同浴場も6軒点在しています。また、沢庵和尚も入浴したと伝わる最古の下大湯や、あいさつ浴場などもあり、温泉情緒が漂います。

開湯560年余りの歴史を誇るこの温泉は、無色透明で、鉱物臭と塩味がする弱アルカリ性の温泉で、保温・保湿効果も高く、メタケイ酸と呼ばれる美肌成分も多いことから、美肌の湯ともされています。

そして日本有数のワイン用ブドウの産地でもあり、“ワインの郷”としても注目を集めている「かみのやま温泉」で、蔵王観光や城下町散策、夜は温泉とワインを楽しむのはいかがですか。

住所:〒999-3134 上山市矢来
問い合わせ先:023-672-5703(かみのやま温泉観光案内所)
アクセス:東北中央自動車道・かみのやま温泉ICから約10分

 

宮城県

一度じゃ入りきれない温泉の数 宮城県大崎市「鳴子温泉郷(なるこおんせんきょう)」

鳴子温泉郷は、宮城県北部の江合川の上流に位置し、「鳴子温泉」「東鳴子温泉」「川渡温泉」「中山平温泉」「鬼首温泉」のという5つの温泉地からなる温泉郷です。370本以上もある源泉は、日本にある天然温泉の11種類の泉質のうち9種類の泉質があり、大きく分類するだけでも硫黄泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉と変化します。そして55軒ある宿や共同浴場のほとんどが源泉かけ流しで、それぞれに個性豊かな街並みや風呂を備えています。

鳴子温泉郷の中でも、最も大きな規模と豊富な湯量を誇るのが鳴子温泉です。乳白色のにごり湯は美肌にいいとされ、泉質は単純温泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、硫黄泉となっています。さらに1000年以上の歴史を持つ古湯の「滝の湯」は、源泉100%の硫黄泉がじっくり肌に沁みます。そして早稲田学生が掘り当てた「鳴子・早稲田桟敷湯」も魅力があります。それ以外の湯も含め、いくつ入れるか考えるだけでわくわくします。

また、鳴子温泉郷では山菜、きのこ、川魚といった四季折々の幸が並び、栗だんご、しそ巻き、ラジウム卵といった郷土の味覚も堪能できます。

住所:〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元
問い合わせ先:0229-82-2102 (鳴子温泉郷観光協会)
アクセス:東北自動車道・古川ICから約40分

 

古き良き風情の温泉郷と弥治郎こけしがもてなす 白石市「鎌先温泉(かまさきおんせん)」

鎌先温泉は、南蔵王不忘山頂の麓に広がる山あいの閑静な温泉地です。昔から「傷に鎌先」と呼ばれて、切り傷に効能があると評判の「奥羽の薬湯」は、泉質が塩化物泉、硫酸塩泉
で、神経痛、リウマチ、婦人病、胃腸病、高血圧、動脈硬化などに効能があります。

大正時代建築の木造旅館など、どの旅館も古き良き温もりを感じる佇まいの温泉郷の風情は散策するだけでも格別です。また、観光としては、南蔵王の山々が連なる白石市福岡深谷の湿地帯に、ミズバショウが一面に咲き誇る水芭蕉の森があり、約5万本のミズバショウを4月上旬から5月にかけて見ることができます。

さらに、自炊しながら数日間滞在する湯治客の楽みであった、名物 白石温麺は、油を一切使わず消化が良く、湯治客の回復にも貢献しています。お土産は伝統の弥治郎こけしで決まりでしょう。

住所:〒989-0231 白石市福岡蔵本鎌先一番
問い合わせ先:0224-22-1321(白石市観光協会)
アクセス:東北自動車・白石ICから約15分

 

福島県

歴史と伝統あるこけしと名湯 福島県福島市「土湯温泉(つちゆおんせん)」

土湯温泉は、荒川の谷あいに広がる古くから湯治場として栄えてきた自然豊かな温泉地です。 その歴史は古く、聖徳太子がお告げをしたのが始まりという説や、神代の時代に大穴貴命が鉾で突いて湯が湧いた始まりという説があるほど。豊富な湧出量を誇り、泉質も単純温泉、炭酸水素塩泉、含鉄泉、硫黄泉と多種ある全国でも珍しい温泉です。

日帰り温泉も13ヶ所の旅館と2ヶ所の公衆浴場があり、単純温泉、単純硫黄泉、炭酸水素塩泉など様々な温泉をはしごする楽しみもあります。また、土湯のシンボル巨大こけしの橋のたもとにキリッと熱い足湯「かじかの湯」があり、浴槽の中央に高さ1.8mのこけしが立っています。

お土産には、土湯温泉の歴史と伝統ある特産品「土湯こけし」は外せません!

住所:〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町下ノ町
問い合わせ先:024-595-2217(土湯温泉観光協会)
アクセス:東北自動車道・福島西ICから約15分

 

日本武尊や松尾芭蕉も浸かった福島市飯坂町 「飯坂温泉(いいざかおんせん)」

「奥州三名湯」として鳴子、秋保と並ぶ東北屈指の温泉地が飯坂温泉は、摺上川沿いに多くの温泉旅館が立ち並ぶ温泉地です。そして、日本武尊や松尾芭蕉が立ち寄ったとされる古湯としても知られています。

また、2000年の歴史を持つ飯坂温泉のシンボル「鯖湖湯」には、与謝野晶子が「我浸る寒水石の湯槽にも 月のさし入る飯坂の里」と詠んだ“寒水石”がある名物浴場で、 他にも共同浴場が8軒と4つの足湯が揃っています。お湯は昔からの風習で少し熱め。泉質は単純温泉で、神経痛、リウマチ、筋肉痛、疲労、冷え性、皮膚病に効能があります。

近郊には、果樹園が多く立ち並ぶフルーツラインがあり季節の果物を使用した「飯坂スイーツ」や「飯坂ラーメン」が味わえるお店がたくさんあります。食と名湯の飯坂温泉はSUVで訪れるには最高のスポットです。

住所:〒960-0201 福島県福島市飯坂町十綱町3番地
問い合わせ先:024-542-4241(飯坂温泉観光協会)
アクセス:東北自動車道・福島飯坂ICから約10分

 

ミルキーデイが狙い目 福島県二本松市「岳温泉(だけおんせん)」

安達太良山の山麓、標高600mの高さにあが岳温泉です。1,200年ほど前に開いたとされる古湯で、隠居中の水戸黄門も訪れたと伝えられています。くろがね小屋付近の源泉から豊富に湧く温泉は、pH値が2.5と低く全国的にも珍しい酸性泉で無色透明、強い酸味を帯びており、殺菌力が高く、慢性皮膚炎やアトピーなどに効果があります。また、美肌効果や療養効果も高いといわれています。

1~2週間に1度、湯守たちが”湯花流し”という、湯樋に付着した湯花を流し落とす作業を行う”ミルキーデイ”はその名の通り、源泉が牛乳のように白濁し、人気となっています。また、ミルキーデイには緑ヶ池が鮮やかなエメラルドグリーンに染まり幻想的になります。

シャワーウォークからネイチャートレイルウォーク、といったアクティビティも充実した安達太良高原の豊かな自然と温泉で、日頃の喧騒を離れてリフレッシュしてください。

住所:〒964-0074 二本松市岳温泉
問い合わせ先:0243-24-2310(岳温泉観光協会)
アクセス:東北自動車道・二本松ICから約15分

 

秘湯

秘湯は泉質も重要ですが、その佇まいや歴史も重要な要素になります。その点、東北はどこも秘湯の条件を満たすと言って良いでしょう。たどり着くには延々と奥深い山道を走ったりするのも暖かい温泉に浸かるための前菜なのです。SUVなら、そんな道中も快適なドライブにしてくれます。「東北には秘湯とSUVが良く似合う」そんな言葉が聞こえてきそうですね!

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