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キャデラックSUV4兄弟【XT4、XT5、XT6、エスカレード 】徹底比較、一番安いのは?違いは?
アメリカのプレミアムブランドであるキャデラックSUVは、重厚感の中に高級さと上品さを兼ね備えたクルマで、エスカレード、XT6、XT5、XT4と4つのモデルがあります。そこで今回はキャデラックSUV4兄弟として、それぞれのモデルの違いを価格を含めて紹介します。
更新日2021/02/17キャデラックSUVの歴史
ラグジュアリーSUVの人気が高まり始めた1999年にキャデラック初のSUVとして、GMC・ユーコン デナリをベースに高級SUVに仕立てたエスカレードが販売されました。全長5m以上、全幅も2m近くあるなど、そのボディサイズから生まれる存在感と広い室内空間が話題を呼びました。
その後、2002年に2代目としてフルモデルチェンジされ、ロングボディのESVとピックアップのEXTが誕生。2007年には3代目へと生まれ変わり、ハイブリッドモデルも追加されました。2015年からは4代目となるフルモデルチェンジを行なわれ、現在にいたります。
また、2003年にはエスカレード よりも一回り小さいSRXも登場。2010年からは2代目に代替わりして(2代目から日本ではSRXクロスオーバーという車名で販売)、2016年に生産を終了、その後継モデルとしてXT5が販売されています。
加えて、2019年にはXT5とエスカレードの中間モデルとして、XT6が発売。2021年には、XT5よりも小さいキャデラック初のコンパクトSUVのXT4が登場しました。
これぞキャデラック!高級感あふれるエスカレード
エスカレードはキャデラック・ブランドを象徴するモデルで、その美しくパワフルなデザインはもちろん、広々とした快適な室内空間で、最高級の価値を提供してくれます。
ボディーサイズは全長5,382mm×全幅2,065mm×全高1,948mm、ホイールベースは3,071mmの3列シート7人乗りで、かなりの大きさとなっています。駆動方式は2WDにも切り替えられるセレクタブル4WDで、エンジンには6.2L V8エンジンが搭載されており、最高出力が313kW(426PS)/5,600rpm、最大トルクが623Nm(63.5kgm)/4,100rpmを発生します。
エクステリア(外装)では印象的なヘッドランプと、ガルバノクロームで仕上げられた迫力あるフロントグリル(プラチナムに装備、スポーツはグロスブラックのメッシュグリル)が圧倒的な存在感を漂わせます。
インテリア(内装)では、湾曲した大画面のOLEDディスプレイといった先進装備を備え、センターコンソールにウッド素材、シートにセミアニリンフルレザーシートが奢られます。また、各部にステッチが施されるなど細部までこだわられています。
音響面では、AKG Studio Referencesシステム(28チャンネル 36スピーカー)が採用され、臨場感あふれる音を楽しむことができる他、前後の乗客の会話を助けるマイクとスピーカーも搭載。
加えて7名乗車時でも722L。セカンドシートまで折りたためば2,065Lの大容量の荷室も魅力で、レジャーや旅行といった様々なシーンに対応してくれます。
安全性能においては、車両各部に数多くのレーダーやカメラ、センサーを搭載し、先進のセーフティデバイスによって安全なドライブをアシストします。
車両価格は1,499万円〜1,520万円となっています。
ディーゼルモデルが初登場!先進技術満載の新型キャデラック エスカレード
気品溢れるデザイン!XT6
XT6を見て目を引くのがヘッドライトでしょう。横長でスマートな形状となっており、縦長のデイタイムランニングライトや、彫刻で彫られたようなフロントグリルによって、ラグジュアリー感とエレガンスさがあふれるスタイルとなっています。
ボディーサイズは全長5,060mm×全幅1,960mm×全高1,775mm、ホイールベースは2,860mmの3列シート6人乗り(セカンドシートがキャプテンシート)となっており、エスカレードを全体的に小さくしたサイズとなっています。駆動方式は全輪駆動で、エンジンには3.6L V6直噴エンジンが搭載されており、最高出力が231kW(314PS)/6,700rpm、最大トルクが368Nm(37.5kgm)/5,000rpmを発生します。
また、デュアルエグゾーストを一体化したリアバンパーと、LED仕様のリアコンビネーションライトは、後部の気流を整えるようなデザインとなっており、機能性までも考えられたデザインとなっています。
インテリアでは、素材に関する“本物主義”を貫いており、ウッド部分やカーボン部分、金属部分といった面では本物の素材を使用するといったこだわりがあります。
車両価格は885万円となっており、エスカレードよりも492万円安く設定されています。
スポーティーかつ抜群の走行性能を誇るXT5
XT5は世界中で高い評価を受けているキャデラックのベストセラーモデルです。ヘッドライトとフォグランプが繋がるようなデザインと、ブラックのメッシュタイプフロントグリルがスタイリッシュな印象を与えます。
ボディーサイズは全長4,825mm×全幅1,915mm×全高1,700mmで、ホイールベースは2,860mmの5人乗りとなっています。リアシート(後席)が3人乗り仕様で、60:40の分割可倒式となっている点がXT6とは異なりますが、それ以外のパワートレインをはじめとした基本的な装備や性能はXT6と同様となっているので、スポーティーな5人乗りモデルのXT6と考えるといいでしょう。
車両価格は785万円とXT6よりも100万円安く設定されています。
実用的でコンパクト!XT4
XT4は、キャデラック初のコンパクトSUVとなっており、エクステリアはXT5と同じような見た目をしていますが、それぞれアクセントの違うプレミアム、プラチナム、スポーツといった3つのモデルがラインアップされています。
ボディーサイズは全長4,605mm×全幅1,875mm×全高1,625mm、ホイールベースが2,775mmの5人乗りとなっており、もっともコンパクトなサイズとなっています。駆動方式は全輪駆動で、エンジンは2.0L 直列4気筒直噴ターボエンジンが搭載されており、最高出力が169kW(230PS)/5,000rpm、最大トルクが350Nm(35.6kgm)/1,500~4,000rpmを発生します。
装備や性能にはそれぞれ差があり、基本的にはプレミアム<プラチナム、スポーツと考えるといいでしょう。
例えば、プラチナム、スポーツにはプレミアムには搭載されない、フロントシートのマッサージ機能やベンチレーション機能などが搭載されます。
プラチナムとスポーツは、ウルトラビューパノラミック電動サンルーフ(サンシェード付)はプラチナムのみの装備。スポーツレザーステアリングホイールやリアルタイムダンピングサスペンションなどは、スポーツのみの装備だったりとそれぞれの個性があったりするので、自分が欲しい機能に着目して選択するといいでしょう。
車両価格はプレミアムが570万円と最も安価で、スポーツが640万円、プラチナムが670万円と最も高く設定されています。
今回、キャデラックSUV4兄弟ということで比較を行いましたが、表情はもちろん、ボディーサイズにエンジンと、それぞれ違いがあります。一番価格が低く設定されているのは、末っ子のXT4 プレミアムとなっていますが、装備や機能面を見ると、他のモデルと比べるととやや物足りないと感じる部分もあるので、より上のグレードをチェックしてみるのも良いかもしれません。