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国産SUVの名称の由来を紹介

いま、空前のブームとなっている国産SUV。各車にはいろいろな名前が付けられていますが、その由来はさまざまです。どんな意味が込められているのか、各車種の簡単な説明とともに、車名の由来を紹介していきます。※2019年2月時点に販売されているモデルについて解説しています。

更新日2019/02/21

トヨタのSUVの由来

C-HR

トヨタ C-HR

現在日本で一番売れているSUVといえば、トヨタのコンパクトSUVであるC-HRです。C-HRの車名の由来は、「Compact High Rider(コンパクトでリフトアップされた格好いいスタイル)」と、「Cross Hatch Run-about(ハッチバックのようにキビキビと気持ちよく走るクロスオーバー)」の両方の頭文字を取って命名されています。

新プラットフォームのTNGAによって「走る、曲がる、止まる」といった基本性能が高められており、開発コンセプトである「我が意の走り」が体感できるクルマとなっています。

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ランドクルーザー

トヨタ ランドクルーザー 2017

誕生から半世紀以上、トヨタのフラッグシップSUVとして君臨しているランドクルーザーは、世界で愛されるクルマのひとつです。ランドクルーザーは、英語の「Land(陸)」と「Cruiser(巡洋艦)」を合成した名前で、「陸の巡洋艦」という意味になっています。

ラダーフレームを採用した本格クロカンで、山道、砂漠にいたるまでさまざまな路面で高い走破性を発揮し、優れた耐久性も備えています。

現行モデルは、マルチテレインセレクトや4輪アクティブ・ハイト・コントロール・サスペンション&アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システムなどの機能により、さらに走破性が高められ、快適な乗り心地も備えています。

まさにSUVの王様といっても過言ではないでしょう。

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FJクルーザー

トヨタ FJクルーザー

FJクルーザーは、2006年に北米で販売開始されたクルマです。その本格4WDとしての高い走行性能と個性的なデザインで人気を博し、2010年に日本でも発売開始。2018年1月まで生産されていましたが、惜しまれつつも販売終了しました。

その名称の由来は、ランドクルーザーとFJ40を組み合わせた造語です。FJ40は、1960年~1984年に生産されたFJ40型ランドクルーザーを指しており、昔のランクルの復刻版的な要素が強かったのでしょう。

トヨタ FJ40

丸目ヘッドライプ、観音開きのドアを備えた個性的なスタイリングで、おもちゃのような可愛らしいデザインとなっています。そのデザインとは対称的に、本格4WDシステムとラダーフレームシャシーにより、ランクルに劣らない走破性能を誇っていました。

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ハリアー

トヨタ ハリアー ターボ

ハリアーは現在のプレミアムSUVの基礎を作ったクルマです。フロントエンブレムの鷹のデザインに表されているように、その名称は、小さな鷹の一種“チュウヒ”属のタカの英名に由来します。

クロカンがメインだったSUV市場に「高級乗用車の基本性能と、スポーツ ユーティリティの機動性・機能性をあわせ持つ、新しい資質を備えたイノベーションなスポーツ ユーティリティ サルーン」として投入され、現在のクロスオーバーSUVの元祖ともいえるクルマです。

発売当初から高級車らしい操縦安定性や、静粛性、快適な乗り心地を備えており、日本では長きにわたり人気の高いクルマです。

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日産のSUVの由来

エクストレイル

エクストレイル

エクストレイルは、オンロードからオフロードまで、日常使いからアウトドアまで幅広い用途に対応するSUVです。「X」はX-trem(=extreme)sports(スノーボード、スケートボード等、若者に人気のスポーツ競技)のX、「TRAIL」は、足跡、オフロード、荒れた道などを表わしています。「X-TRAIL」は、その2つの言葉をかけ合わせた、4×4のイメージとしての造語です。

アウトドアで活躍する装備が満載で、シートやラゲッジには防水防汚加工が施されています。濡れたまま、汚れたままでもクルマに乗り込むことができ、キャンプ用具などの汚れやすい荷物も気にせずに積み込めます。シティユースメインのSUV市場では珍しい存在で、アウトドアユースの多いユーザーに人気となりました。

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ジューク

日産のコンパクトSUVである「ジューク」は、英語で「(アメリカンフットボールなどのスポーツでディフェンスを)軽快にかわす」の意味です。このクルマのもつ機敏さと、乗る人の仕事やプライベートで日々チャレンジする前向きさをイメージして命名されました。

独特なヘッドライトデザインと、走りの良さが魅力です。オーテック仕様やニスモ仕様が登場するなど、SUVの中では走行性能に特化したモデルが多く作られました。


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ホンダのSUVの由来

ヴェゼル

コンパクトSUVの人気の土台を作ったヴェゼル。車名の由来は、カットした宝石の小さな面(Bezel)とクルマ(Vehicle)を組み合わせた造語で、「角度によって表情を変える宝石のように、多面的な魅力と価値を持つクルマ」を意味します。発表された2014年から3年連続でSUV販売台数1位を獲得し、C-HRの登場までSUV市場のトップを走り続けました。

短い全長にもかかわらず、185cmの方でもゆったり座れる後部座席の広さが特長です。また、燃料タンクをフロントシートに配置することで空間効率を高めた、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」により、自転車なども積み込める荷室を備えています。

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CR-V

ホンダ CR-V 2018

ホンダのフラッグシップSUVである「CR-V」は、Comfortable(快適な)、Runabout(自由に走り回る)、Vehicle(乗物)の頭文字で構成されています。生活のあらゆるシーンを快適に、軽快で自由に楽しめるクルマであることを目指し命名されました。

高級感の感じられる質感の高いインテリアや、先代モデルよりホイールベースやトレッドが延長され、空間効率が高められた広い室内空間が特長です。

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三菱のSUVの由来

パジェロ

パジェロの名称は、アルゼンチンの南部に生息する野生の猫に由来します。本格クロカンとしての性能の高さは、パリダカールラリーに代表される数々のラリー選手権に出走し、多くのタイトルを獲得していることからも明らかです。雪、泥、砂などさまざまな路面を猫のようにしなやかに走る、三菱を代表するクルマの1つです。

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アウトランダー/アウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーPHEV 2018

三菱初のプラグインハイブリッドモデルとしても話題になったアウトランダーの名称は「outland(遠隔の地、辺地)」+「er」に由来しています。「遠く未知なる地へ向かう冒険者」の意味があります。“胸のすく走り”、“使う歓びに満ちたユーティリティ”、“スポーティ スタイリング”を商品コンセプトに開発されたSUVでオンロード走行性能が高められており、その名の通り、どこまでも走りたくなるSUVです。

プラグインハイブリッドモデルは、回生ブレーキの効きを多段階に切り替えられる、回生レベルセレクターを搭載し、走りが楽しいミドルクラスSUVとして、現在の三菱の販売を牽引しています。

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RVR

三菱 RVR 2018

RVRは、初代、2代目はRecreational Vehicle Runner「走りよいRV」という意味で名付けられました。現行3代目は1つの記号としての車名で、特に略称としての意味付けはされていません。初代は、従来のパジェロのようなヘビーデューティタイプのRVとは違った、「あるときはセダンとしてタウンユースできびき び走り、あるときはグランド・ツーリングカーとして余裕をもって走り、 そしてあるときは RV として人をゆったり、荷物をたっぷり載せて走れる、 多面的な機能と性能をもったおしゃれでコンパクトなユーティリティカー」として、開発されました。

現行の3代目はコンパクトSUVとして登場し、モデルチェンジではなく新型車として発表されました。

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エクリプス クロス

三菱 エクリプス クロス 2018

エクリプス クロスはクーペSUVであることから、1989年より米国で販売していた「エクリプス」という名前に、クロスオーバーの略である「クロス」が組み合わされています。ちなみに、エクリプスは天文現象である「日食」の意味です。

スポーツモデルとしてのエクリプスの血を受け継ぎ、クロスオーバーとして生まれ変わったエクリプス クロスは、オンロードメインの仕様となっていますが、「オート」「スノウ」「グラベル(砂利)」の3つの走行モードが設定されており、オンロード以外の路面にも対応します。クーペとSUVを掛け合わせた洗練されたボディデザインは、新世代の三菱を感じさせるデザインとなっています。

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マツダのSUVの由来

CX-3/CX-5/CX-8

マツダのCX-3/CX-5/CX-8に付けられている、CXはクロスオーバー(cross over)車のラインナップを表すという思いを込めて命名されました。Cはクロスオーバーコンセプト、Xはスポーツカーをあらわします。

パワートレインには、ディーゼルエンジンが用意され、力強いトルクを発生し、高い環境性能を備えています。また、SUVながら低重心かつ踏ん張りの効いた乗り味で、小気味よく回頭していくドライブフィールは秀逸です。国産SUVの中ではスポーツ寄りな外観と乗り味が人気の後押しをしています。

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スズキのSUVの由来

ジムニー/ジムニーシエラ

スズキ ジムニーシエラ JC 2018

ジムニーの名称の由来は、発音のしやすさ、覚えやすさなどから付けられた造語です。シムニーシエラのシエラは「連峰、山脈」を意味します。その語源と上質なイメージを与える語感によりサブネームとして採用されています。

ジムニーは、パートタイム4WDや、3リンクリジッドアクスル式サスペンション、ラダーフレーム構造などを採用した本格クロカンであり、優れた悪路走破性と耐久性を備えています。また軽自動車という小さな車格により、他のSUVでは走行するのが難しい道なき道も走行できます。

ジムニーの愛好家、ジムニストは世界中におり、初代発売から40年以上の長きにわたって愛されています。

 

ハスラー

スズキ ハスラー 2013

ハスラーの名称は「あらゆる事に行動的に取り組み、俊敏に行動する人」というイメージで、付けられました。

ハスラーは、軽ワゴンとSUVを融合させた軽クロスオーバーとして「遊べる軽」をキャッチコピーに発売された車種で、アウトドアユーザーから、日常のお買い物までを幅広くこなす、多機能な軽自動車としてスズキの人気車種となっています。

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クロスビー

スズキ クロスビー 2018

ハスラーによく似たスタイリングであるクロスビーの名称の由来は、「ワクワクするクロスオーバーを英訳した、X(CROSS OVER)to Be Exciting 」からの造語です。

ハイブリッドモデルもラインナップされ、ハスラーよりも室内の居住性やユーティリティ性能に磨きがかけられており、軽自動車や小型車の開発を得意とするスズキの技術がふんだんに詰め込まれたクルマです。

ドリンクホルダーやドアポケットなどの収納が充実しているほか、ハイブリッドMZには、撥水加工シート、防汚タイプラゲッジフロアが装備されているなど、日常使用からアウトドアまで幅広く対応する使い勝手のよいクルマに仕上がっています。

 


イグニス

スズキ イグニス

イグニスの名称の由来は、「点火」を意味する“IGNITION”からの造語です。人々の心に火を灯し、気の向くままに移動を楽しんでほしい。そんな想いを込めて命名されました。

優れた環境性能や、快適性、静粛性を備え、日常からアウトドアまで幅広い用途に使用できる使い勝手の良いSUVです。

 

エスクード

スズキ エスクード 1.4ターボ 2018

エスクードは、昔のスペインとスペイン語圏の中南米諸国とポルトガルで使用されていた通貨の単位です。古スペイン金貨のイメージとそうした時代の男のロマン・冒険心等の雰囲気を重ねて、命名されました。

スズキ独自の電子制御4WDシステム「ALLGRIP(オールグリップ)」を搭載しており、オンロードの乗り心地の良さと、オフロードでの高い走破性を兼ね備えています。

 


SX4 S-CROSS

スズキ SX4-CROSS

SX4 S-CROSSは、クロスオーバー車として人気を博したSX4に由来し、「S-CROSS(スマート・クロスオーバー)」というサブネームを付けることで、新しいクロスオーバー車であることが表現されています。

ちなみにSX4の由来はというと、Sport X-over 4wheelの頭文字を併せた造語です。Sはスポーツを、「X」は「スポーツコンパクトカーの革新」と「SUVの伝統」のクロスオーバー(融合)を、「4」はスズキが得意とする4WD技術と、4シーズンいつでも楽しめる走りのキャパシティーを表わしています。

ハンガリーにあるスズキの製造子会社である「マジャールスズキ社」で生産され、日本に輸入されているこのクルマは、SX4の持っていた走行性能にさらに磨きをかけ、しなやかな走りを実現する足まわりを特長としています。

 

多くのクルマが、名前に期待された役割をしっかりと果たし、名前負けしているクルマが少ないことに驚きました。国内メーカーの技術力の高さと、ネーミングセンスを改めて感じることができますね。