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規格外!? Gクラスのスペシャルモデルを知っていますか?

メルセデス・ベンツ Gクラスは、最新の電子制御デバイスとパワフルなエンジンで、オン・オフ問わず、あらゆる路面で最高のパフォーマンスを発揮する高級クロカンSUVです。そんなGクラスには、規格外のスペックでファンを驚かせた限定モデルが存在します。そのかなりスゴイ、2台のGクラスを紹介します。

更新日2020/03/19

G 63 AMG 6×6

G 63 AMG 6×6は、究極のオフローダーとして2014年に限定で販売された6輪のGクラスです。

その特徴は、なんと言っても6輪駆動のドライブトレインでしょう。メルセデスがオーストラリア軍などに納入している軍用車両の技術を転用した6輪駆動は、3本の車軸とそれぞれの車軸間に搭載されているディファレンシャルギアを、すべてロックすることが可能で、急勾配や岩場など、大きなトラクションが必要な場面で威力を発揮します。

足まわりには、防弾仕様車の技術をベースにしたポータルアクスルを採用。通常はタイヤの中心位置と車軸の高さが同じレベルになりますが、ハブリダクションシステムを組み込んだポータルアクスルによって、車軸をタイヤの中心より上方に配置させ、高い最低地上高を確保することができます。

これにより、ノーマルのG63 AMGの最低地上高215mm、渡河深度600mmに対し、最低地上高460mm、渡河深度1,000mmと高められ、大幅に走破性を向上しました。

またサスペンションには、防弾仕様車で採用されている強化コイルスプリングと、ラリーレースのために開発されたガス封入式ダンパーを採用し、優れた運動性能と高い走行安定性を実現しています。

さらにG 63 AMG 6×6には、乗用車として初めてのタイヤ空気圧調整システムが搭載されていました。砂地など柔らかい路面を走行する際には、タイヤ空気圧を減圧して接地面積を増やし、地面への沈み込みを防いで走破性を高めることができ、砂地を脱出した後は通常の空気圧に戻すことが、運転席からスイッチ操作だけで行うことができ、減圧、加圧ともに20秒以下で完了させることができます。

見た目のインパクトは抜群ですが、ボディサイズも全長約6メートル、全幅は2メートル以上、全高約2.3メートルと巨大で、カーボンファイバー製のオーバーフェンダーとフロントのルーフスポイラーが堂々とした雰囲気を醸し出しています。

G 63 AMG 6×6は、アジアでは日本のみの限定販売で、発売当時の価格は8,000万円でした。

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G 550 4×4 2 (スクエアード)

2016年に限定で販売されたメルセデス・ベンツ G 550 4×4 2(フォー・バイ・フォー スクエアード)は、「特殊車両技術を惜しみなく投入した究極のオフローダー」として市場へ投入されました。

足まわりには、前出のG 63 AMG 6×6と同様、ポータルアクスルを採用。最低地上高、渡河深度ともに、G 63 AMG 6×6と同様です。

サスペンションシステムには、ラリースポーツ由来の可変ダンパーシステム、ラリー強化仕様ツインサスペンションが装着されています。これは各ホイールに、平行する2本のスプリング/ダンパーストラットを搭載するもので、ストラットはひとつが固定された減衰特性で動作。もう1本のストラットは電子制御可変ダンパーにより、走行状況に応じて減衰特性を変化させます。

エンジンは、メルセデス−AMG GTやAMG C 63に搭載されている4.0L V8ツインターボをベースに新開発されたもので、310kW(422PS)の最高出力と、610Nmの最大トルクを発生。駆動方式はフルタイム4WDで、走行中にロック可能な3つのデファレンシャルを備えています。

G 550 4×4 2は、アジアでは日本のみの限定販売で、価格は3,510万円でした。

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どんな人が購入するのか?

メルセデスベンツ G550 4×4 スクエアードメルセデス・ベンツ Gクラスのノーマルでも、本格的なクロカンSUVに求められる十分以上のオフロード性能がありますが、ここで紹介した2台のスペシャルなGクラスは、エクストリームな地形や環境でも走破できるよう、軍用車両やオフロードラリーの技術と装備が惜しげも無く投入され、究極のオフローダーを目指して開発されたスペシャルなモデルです。

一般的なユーザーが、これほどのオフロード性能を遺憾なく発揮できる場面を、日本国内で探すのは困難で、ほとんどの人にとっては、オーバースペックとなります。

しかもそのスペックを手に入れるためには、スーパーカー並の予算と維持費が必要。とはいえ、メルセデス・ベンツという高級自動車メーカーの歴史、そしてGクラスというモデルの成り立ち、”究極”を名乗るにふさわしい技術が惜しげもなく投入されたこの特別なモデルは、それを手にすることができる一握りのユーザーにとって、極上のステータスになるでしょう。

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Gクラスに設定された特別な2台。悪路走破性にこれだけこだわった民生用のモデルはそうそうないと思いますので、手にすることができるセレブな方は、検討されてみては?

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