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令和に誕生したSUV7選
令和元年となった2019年には、さまざまなSUVモデルがデビューし自動車市場をおおいに盛り上げてくれました。そのなかから、注目度の高かったSUV、7台をピックアップしました。
更新日2020/04/30VW最小のSUV、T-cross登場
フォルクスワーゲン最小のクロスオーオーバーSUVモデルが、T-crossです。SUVらしいデザインと遊び心のある意匠を採り入れ、SUVらしいアクティブ感を演出しています。
ボディサイズは、狭い道での取り回しもラクな全長4,115mm×全幅1,760mm×全高1,580mmですが、新型ポロにも用いられたFF向けMQBプラットフォームを採用したことにより、コンパクトサイズながら広い室内空間を確保しています。
1.0L 直3のダウンサイジングターボは、小排気量ながらも7速DSGとの組み合わせによって軽快な走りが楽しめます。
ラゲッジスペースにもゆとりがあり、6:4分割可倒式リヤシートは最大14センチ前方へスライドすることも可能。スライドと分割可倒を使いこなすことで、コンパクトのデメリットを感じさせない使い勝手を実現しています。
フォルクスワーゲン T-Crossは「Tさい」SUV、コンパクトだけど余裕がある
トヨタでも買えるダイハツのコンパクトSUV、ロッキー
日本国内では、22年7ヶ月ぶりに復活したリッタークラスのクロスオーバーSUVがロッキーです。トヨタにOEM供給され、ライズとして販売されています。
4代目タントに続き、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を採用したロッキーは、プラットフォームにコンパクトカー向けのDNGA-Aが用いられています。
ボディサイズは、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmで、16インチタイヤを装着する車両の最小回転半径はわずか4.9mとなっています(17インチの場合は5.0m)。
パワートレインには、1.0L 直3ターボエンジンを搭載し、トランスミッションには変速比をワイドレシオ化したCVTを採用。駆動方式は、FFのほかに、電子制御カップリング機構を用いた4WDも用意されています。
新しいSUVが登場!トヨタライズ&ダイハツ ロッキーをチェック!
デリカD:5を彷彿させるSUVテイストの三菱 eKクロス
軽トールワゴンとして2001年にデビューした三菱ekワゴンが2019年に4代目へと進化したのに合わせ、そのSUVバージョンとして同時期にデビューしたのがekクロスです。
ekワゴンの派生モデルながら、ダイナミックシールドデザインの採用や、サイドガーニッシュ、ルーフレール(オプション)など、流行のクロスオーバーSUVテイストを取り入れたデザインが特徴です。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,640mmで、パワートレインには日産ルノーが開発したBR08型をダウンサイジングした新開発のBR06型と呼ばれる659cc 直3エンジンを採用。NAモデルのみのekワゴンに対し、ekクロスではターボモデルもラインナップしています。
また全車に電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムも採用。ekワゴンと合わせ、2019年のグッドデザイン賞やRJCカーオブザイヤー、日本カーオブザイヤーのスモールモビリティ賞などを受賞しています。
CX-3の上級モデル、マツダ CX-30
2019年3月にワールドプレミア、同年10月に販売をスタートしたCX-30は、マツダの次世代商品車の第2弾となるコンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。
CX-3とCX-5の中間という位置づけで、全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mmという絶妙なサイズ感と高級感のあるスタイリングから、注目の1台となりました。
プラットフォームは、マツダ3と同じ。1,540mmという全高によって立体駐車場にも対応できるようになっています。
パワートレインは、2.0L 直4ガソリンエンジンと1.8L 直4ディーゼルエンジンに加え、圧縮比15.0を誇る2.0L 直4ガソリンの新エンジンSKYACTIV-Xを用意しています。
トランスミッションは6速ATのほかに6速MTも設定。駆動方式は、FFのほかにオフロードトラクションアシスト機能を搭載した4WDを選ぶことができます。
いよいよ発売開始したマツダのクロスオーバーSUV、CX-30の詳細は?
GT系SUVの最高を目指した、アストンマーティン DBX
プレミアムブランドから続々とSUVが誕生するなか、ついにアストンマーティンも参戦。DBXを投入しました。
全長5,039mm×全幅1,998mm×全高1,680mmという堂々たる体躯に、DBグリルやフィーチャーライン、サイドパネルの造形など、まごうことなくDBシリーズの一員であることを主張するエクステリアは、アルミパネルを採用することで軽量化も実現しています。。
心臓部には、DB11譲りの4.0L V8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力405kW(550PS)/6,500rpm、最大トルク700Nm(71.4kgm)/2,200〜5,000rpmを発生。エンジンは気筒休止機構のシリンダーオンデマンドを採用し、燃費性能の面でも期待ができます。
トランスミッションは9速AT、駆動システムは電子制御リアリミテッドスリップデフとアクティブセントラルディファレンシャルによる4WDを採用しています。
室内は、明るく広々と開放的。ラゲッジスペースは、平常時で632Lという容量を確保し、40:20:40の分割可倒式リヤシートを使うことで、さらに広がりをもたせることができるようにもなっています。
スズキ ハスラー
令和初となる第46回東京モーターショーに参考出品され、年末に正式発表された2代目スズキ ハスラー。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mm。先代で好評だったデザインには多く手を加えることなく、使い勝手と遊び心を高めました。
安全面でも大幅な向上が図られ、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ デュアルカメラブレーキサポートに加え、後退時の衝突被害を軽減する後退時ブレーキサポートも標準装備。
ターボモデルには全車速での追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能を、スズキの軽では初装備しています。
パワートレインには新開発のR06D型エンジンと新開発CVTを組み合わせ、低速域から中高速域までの実用的な速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現するほか、アグレッシブな走りも可能なターボ車も用意。全車マイルドハイブリッド機構を搭載しています。
またラゲッジルーム側からでも操作可能なリヤシートスライドや、ラゲッジルームの下に向けられた防汚タイプのラゲッジアンダーボックスなどは、アウトドアシーンで重宝するもの。そんなかゆいところに手が届く機能も新型ハスラーの魅力となっています。
ランドローバー ディフェンダー
2015年の生産終了をもって、67年という長い歴史を幕を下ろしたランドローバー ディフェンダー。しかし2019年のフランクフルトショーで、新型を発表。同年秋には早くも先行モデル ローンチエディションの予約がスタートしました。
短いオーバーハングと直立したフォルム、ルーフ後方に取り付けたアルパインライトウインドウ、横開きのリヤテールゲートなど、唯一無二の存在だったオリジナルの意匠を受け継いだエクステリアは、ひと目でディフェンダーとわかるものです。
プラットフォームには、同社が極限環境向けに新開発した軽量アルミニウムによるモノコック構造のD7xアーキテクチャーを採用。パワートレインは、2.0L 直4INGENIUMエンジンを搭載し、パーマネントAWDやツインスピードオートマチックギヤボックス、センターディファレンシャルなどにより、あらゆる環境下で優れたパフォーマンスを発揮します。
ボディ形状は、コイルスプリングで3ドア版の「90」とエアサスペンションで5ドア版の110という2タイプを用意。グレードは、目的別の装備を搭載した4つのアクセサリーパックが設定され、好みに合わせた1台が選べるようになっています。
まだまだ人気の衰えをみせないSUV市場ですから、メーカーもここへ重点的に新車を投入するのは必然です。今後は、化石燃料を使わないEVやFCVも多く投入されることになること間違いなしのSUV市場から、しばらく目が離せません。