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【ゆったりした室内が魅力】8人乗りのフルサイズSUV5選
SUVの8人乗りは、シート配列が2-3-3となり、全長は5メートルクラスが一般的です。日本ではさすがにもてあますサイズですが、北米市場ではボディが多少大きくなるのは気にせず、それよりも上質な乗り心地といった快適な仕上げが求められます。そんな北米を中心に販売される8人乗りSUVを紹介します。
更新日2020/07/03ラグジュアリーな室内空間が魅力 レクサス LX570/トヨタ ランドクルーザー200
ボディサイズは、レクサスLX570が全長5,080mm×全幅1,980mm×全高1,910mmで、ベースとなったランドクルーザー200は全長4,950 mm x 全幅1,980 mm x 全高1,870-1,880mmで、日本国内では十分にビッグサイズですが、北米のフルサイズの8人乗りSUVのなかでは小さい部類です。
ですから快適性を保ちながら3列シートを組み込むのは難しいのですが、トヨタはプレミアムSUVで必須のラグジュアリーな室内空間を見事に実現しています。
日本国内での両車の違いのひとつはエンジンで、LX570は最高出力277kW(377PS)の5.7L V8DOHC32バルブ、ランクル200は最高出力234kW(318PS)の4.6L V8DOHC32バルブです。
またトランスミッションはLX570が8ATで、ランクル200が6AT。どちらもセンターデフ(ロック機構付き)を持つフルタイム4WDです。数あるプレミアムSUVのなかでもオフロード性能では文句なく世界最高レベルです。
レクサスのフラッグシップSUV LX570の居住性、シート、快適装備をご紹介!
信頼の安全性と4WD性能 スバル アセント
アセント(ASCENT)は、スバルが2018年から北米で生産・販売しているクロスオーバーSUVです。
スバルSUVでは最大の全長4,998mm×全幅1,930mm×全高1,820mm、ホイールベース2,890mmのボディは、現地ではミドルクラスSUVに分類されます。
3列シートで8人乗りと7人乗りを設定しており、7人乗りは2列目シートにキャプテンシートを採用したラグジュアリーな仕上げになっています。
エンジンはm低中速トルク重視の2.4L 水平対向4気筒直噴ターボで、最高出力194kW(263PS)/5600rpm、最大トルク376Nm/2000-4800rpmを発生。CVTに、フルタイム4WDを組み合わせます。
北米でスバルの評価が高いのは早くから水平対向エンジン+4WDモデル(1972年エステートバン4WDが乗用車タイプ初)を出し、1970年代のレオーネやレガシーからの根強いファンも多いことと、先進安全装備の信頼性の高さです。
米国IIHS(道路安全保険協会)の年安全性評価では2019年に「トップセイフティピックプラス(TSP+)」を、2020年に「トップセイフティピック(TSP)」を受賞しています。
北米でスバルはあえてラインナップを少なくして、スバルファンのニーズにあったクルマを確実に届ける戦略が成功していますね。
スバルの大型3列シート SUVはどんな車?日本展開はありえない?!
LX570よりもビッグ !トヨタ セコイア
セコイア(Sequoia)は北米をメインマーケットとしたフルサイズSUVで、Made in U.S.A.です。ベースはフルサイズピックアップトラックのタンドラで、シャーシはラダーフレーム、フロントフェイスなどにはタンドラの面影があります。
現行モデルのボディサイズは、全長5,210mm×全幅2,029mm×全高1,956mm、ホイールベース3,099mm。2列目シートの快適性とゆったりしたレッグスペースが特徴で、立派なセンターコンソールも出てきます。室内空間の広さはやはりフルサイズならではです。
5.7L V8 DOHC 32バルブのエンジンは、最高出力381HPで、タンドラ、LX570などにも使われています。駆動方式は、FRとセンターデフ(ロック機構付き)を持つフルタイム4WDが用意されます。
サスペンションは4輪独立懸架で、TRD、TRD-FOX、エアサスペンションなどを設定した仕様もあります。
3列目も快適 リンカーン ナビゲーター
リンカーンのフルサイズSUVがナビゲーターで、全モデルが8人乗りです。
ボディは標準とロングがあり、サイズは全長5,334mm(ロング=5,636mm)×全幅2,029mm×全高1,933~1,941mm、ホイールベース3,112mm(ロング=3,343mm)。
伝統的なラダーフレームを使っているわけは、強大な牽引力(最大牽引力2WD:約3,946㎏、4WD:3,765㎏)を確保するため。これは北米ではSUVに必須の要素なのです。
エンジンは、ツインターボのガソリン3.5L V6(最高出力450HP)で、トランスミッションは10AT。駆動方式は標準ボディにもロングボディにもFRとフルタイム4WDが設定されています。
室内は、2列目シートを後方にアジャストするとレッグスペースがクラス最高の広さになるなど、上質さと同時に快適な空間を作り出す設計を重視しています。
2列目シートはワンタッチチルトアンドスライド式で、3列目もパワーリクライニング式です。このような快適性こそ、このクルマの最大の特徴かもしれません。
日産のハイエンドフルサイズSUV アルマーダ
パトロールよりオフロード色が強く、アンダーガード付きバンパーが目を引くアルマーダ(Armada)は、北米で人気のある日産のハイエンドフルサイズSUVです。現行車は第2世代(2016年~)で、パトロールやインフィニティQXの姉妹車にあたります。
以前はパスファインダー・アルマーダという車名でしたが、第1世代途中の2005年からアルマーダに改称しました。
全長5,306mm×全幅2,029mm×全高1,925mm、ホイールベース3,076mmで、ラダーフレームに、4輪独立懸架サスペンション(ダブルウィッシュボーン)+前後スタビライザーでオートレベリング機構を標準装備。
室内は、2-3-3シートの8人乗り(2/3列目シートは60:40分割)が基本で、上級グレードでは2列目を2席のゴージャスなキャプテンシートとした7人乗りも設定。フロントとフロントサイドウィンドウが防音ガラスで、豪華なうえにライブラリレベルという室内騒音レベル(アイドル時)にも定評があります。
エンジンは、5.6L V8直噴DOHC 32バルブ(最高出力390HP)で、駆動方式はFRとフルタイム4WDがあります。
2020年型から22インチアルミホイールを選べるパッケージも登場し、一層精悍さを増してしますね。
アメリカで走っているとクルマの長さはあまり意識しないで済みます。だから8人乗りはファニリーユーザーにはありがたいのです。8人乗りを余裕の6人で乗るという選択が一番アリでしょう。ただ全幅2メートルクラスはアメリカでも街中では多少注意が必要です。