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4WDの国産SUVを燃費で選ぶならこの5台!

コンパクトサイズからフルサイズのラグジュアリーモデルまで、各社がこぞって投入しているSUV市場。スタイリングが優れたものや悪路走破性が優れたものなど、様々なSUVが販売されています。 そんな様々なSUVからクルマ選びをする際に、経済性を大切にしたいと思う方には燃費も最重要項目のひとつともいえるでしょう。そこで今回は、4WDシステムを搭載した国産SUVの中から燃費の優等生を5台まとめてお届けします。※ 軽自動車規格のSUVは除いています。

更新日2021/01/21

トヨタ ハリアーハイブリッド【WLTCモード燃費 21.6km/L】

トヨタ ハリアー 2020

レクサスRXから切り離され、現在はトヨタ自動車が販売を行なっているハリアー。現在販売されているのは2020年にフルモデルチェンジを敢行した4代目で、好評だった3代目をさらにソフィスティケートさせ、クーペフォルムの次世代SUVへと華麗なる変貌を遂げました。

パワートレインはダイナミックフォースエンジンを全面刷新した2.0Lのガソリンエンジン車と2.5Lのハイブリッド車を設定。それまであったターボモデルは姿を消しています。いずれのパワートレインも環境性能に大きく寄与しており、どちらも「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」に認定されています。また駆動方式は2WDと4WDがあり、ハイブリッド版の4WDではトヨタ独自の4WDシステム「E-Four」が搭載されています。

そんなハリアー(4WD)の中で最も燃費性能が優れているのが、ハイブリッドの21.6km/Lという数値。トヨタのハイブリッドシステムは小型軽量化と低損失を追求した新ハイブリッド機構となっており、優れた動力性能と低燃費をともに実現。さらに2.5Lエンジンは高圧縮比・ロングストローク化や直噴インジェクタ化などにより、高速で安定した燃焼を実現しています。

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レクサス UX 250h【WLTCモード燃費 21.6km/L】

UX250h “F SPORT”

トヨタブランドで人気のあるCH-Rをベースに開発され、2018年秋にデビューしたレクサス UX。レクサスのSUVシリーズではLX、RX、NXに続く、コンパクトサイズのSUVモデルです。小さいながらもフロントにはレクサスのアイコンになったスピンドルグリルを継承し、リアセクションのデザインには「エアロスタビライジングブレードライト」など、レーシングカーを連想させるようなデザインがあしらわれています。パワートレインは2.0L 直4エンジンを搭載したガソリンモデルと、同エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルの2種類を用意。ガソリンモデルは2WDのみとなっていますが、ハイブリッドモデルでは2WDのほかにAWDが設定されています。

そんなUX 250h(4WD)の気になる燃費性能は、WLTCモードで21.6km/Lという高記録をマーク。トヨタのハイブリッド4WDと同じく、UXではトヨタの最新技術によるGA-Cプラットフォーム用の電気式AWDシステム「E-Four」が搭載されています。ほかにも道路や運転を先読みして燃費向上に貢献する先読みエコドライブ「先読みSOC(State Of Charge)制御」も搭載。これは日々の運転履歴からナビゲーションが減速・停止する地点を蓄積し、その地点に接近した際には、アクセルオフ後に効率的にエネルギーを回生するよう制御するというもの。これによりハイブリッドバッテリー充電をより効率的に行えるようになっています。

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マツダ CX-3(MT車)【WLTCモード燃費 21.2km/L】

マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)Soul of Motion」と最新技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を採用し、新生マツダの第5弾として2015年にデビューしたCX-3。マツダのSUVシリーズの末弟分ともいえるモデルです。発売当初は「SKYACTIV-D」というディーゼルターボ車のみのラインナップでしたが、その後2017年から順次「SKYACTIV-G」というガソリンエンジン車を投入。現在は1.5Lと2.0Lの水冷直列4気筒エンジン(ともにSKYACTIV-G)と、1.8Lの水冷直列4気筒クリーンディーゼルターボ「SKYACTIV-D」の3種類を設定、駆動方式は2WDと4WDがそれぞれ用意されています。

そんなCX-3(4WD)で最も燃費性能に優れているのは、SKYACTV-Dを搭載するMTモデルで、WLTCモード燃費は最大21.2km/Lをマーク。ブレーキを踏んで停車すると自動でエンジン休止する「i-stpo」や運転スキルが向上するインテリジェントドライブマスター「i-DM」などを搭載し、優れた燃費性能を生み出しています。ちなみに同じ4WD車でもATの場合、WLTCモードは19.0km/Lとなっています。

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トヨタ RAV4 ハイブリッド【WLTCモード燃費 20.6km/L】

トヨタ RAV4 2019

2018年に北米市場で発売され、その後2019年に日本でも販売を開始したトヨタRAV4。1990年代のSUVブームの火付け役として知られ、いったんは日本市場から姿を消していたものの5代目モデルになって再び日本市場での販売を再開しました。発売当初は2.0L直噴ダイナミックフォースエンジンを搭載したガソリンモデルと、2.5Lエンジンに前後2つの電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム車の2種類が用意されていましたが、2020年にはプラグインハイブリッド車も追加投入されています。

そんなRAV4 ハイブリッド(4WD)のWLTCモードによる燃費性能は20.6km/Lという数値。この4WDモデルも他のトヨタ車と同じく、「E-Four」と呼ばれるトヨタ独自のハイブリッド車用4WDを採用しています。この電気式4WDシステムである「E-Four」は、走行シーンに合わせて後輪のトルク配分を制御する最新のデバイスが搭載されており、燃費性能だけでなく走行性能にも優れた機構となっています。

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ホンダ ヴェゼル ハイブリッド【WLTCモード燃費 19.6km/L】

ヴェゼル 2013

3代目のホンダ フィットをベースに開発したヴェゼル。コンパクトサイズのSUVで、クーペのような流線型のボディフォルムや、リアアウターハンドルをウインドウグラフィックスに収めクーペ風のスタイリングを演出するなど、美しいプロポーションでも評判の高いモデルです。2013年末の発売から人気となり、その後3年連続で国内の新車登録販売台数で第1位を獲得するなど、販売面でも大成功しています。パワートレインはパワーと低燃費をバランス良く両立する1.5L i-VTECエンジンと、発進時から高速合流時まで余裕のパフォーマンスを見せる1.5L VTECターボエンジンがあり、i-VTECエンジンには電気モーターを組み合わせたハイブリッド車も用意。駆動方式はFFと4WDがあり、ターボモデルはFFのみの設定となっています。

そんなヴェゼル(4WD)の中でWLTCモードによる燃費性能が最も優れているのは、ハイブリッド車の「HYBRID Honda SENSING」で、その数値は19.6km/Lをマーク。ちなみに同グレードのFFモデルでは、21.0km/Lをマークしています。

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いかがでしたでしょうか。複雑で重量も増える4WDシステムを搭載しつつも、優れた燃費性能を持つ国産SUVは意外なほど多く存在していることが分かりました。またハイブリッド車特有の技術を応用したAWDシステムも開発されているなど、4WDと低燃費はいまや共存できる時代になったといえるのではないでしょうか。

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