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ベントレーのSUV、ベンテイガ(Bentayga)の維持費ってどれくらい？
高級SUVが出るほど、現在SUV人気は高まっています。その高級SUVのなかでも最高クラスに位置するのが「ベントレー ベンテイガ」です。さて、このベンテイガを幸運にも購入できたとして…維持費はいくらぐらいになるのでしょうか？
更新日2019/09/28高級SUVの最高クラス、ベントレー ベンテイガ
「あのベントレーがSUV！？」と驚きをもって迎えられたベンテイガのデビューは2016年。車両価格は約2800万円、加えてオプションも装備するとプラス1,000万円以上、つまり3,800万円を超える価格となるわけです。
当然ベントレーらしいラグジュアリーな質感に拘ったインテリア、エクステリアに加えてエンジンはなんと3.0L V6エンジンを2基くっつけたような6.0L W12ターボエンジン…。これを過給し、608馬力を叩き出し、0-100km加速を4.1秒で行ってしまうという、文字どおり超ド級のSUVモデルでもあるのです。
前置きはこの辺にして、ベンテイガを購入すると仮定しましょう。
2500万円超えのベントレー ベンテイガの走行性能はいかに？
ベンテイガのスペック
ベントレー ベンテイガ W12
ボディサイズ…全長5,150 mm、全幅1,995 mm、ホイールベース2,995 mm、全高1,755 mm
エンジン…6.0リッター W12 ツインターボTSI
最高出力…447 kW（608 PS）/ 6000 rpm
最大トルク…900 Nm（664 lb.ft） /1350-4500 rpm
車両重量…2,530kg
ベンテイガの乗り出し価格
車両価格…27,860,000円（税込み オプションなし）
重量税(3年分)…73,800円
自動車税…88,000円
自動車取得税(取得価格の3%)…835,800円
自賠責保険料(37か月)…36,780円
リサイクル料金…21,590円
乗り出し概算額…28,915,970円
2,786万円のモデルだけあって、自動車取得税だけでも83万円以上…乗り出し価格は約2,900万円。もちろん、このクルマを買う、という方は相応の財力があるでしょうから、登録費用やオプションなどを考えてトータル3,000万円以上の予算を覚悟しているでしょうね…。
では、このベンテイガを1年1万キロ乗るとどれほど維持費がかかるのでしょうか。
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ベンテイガ の年間維持費は…？
メーカーサイトでは、ベンテイガの環境性能について、「EUドライブサイクルでの燃費」と表記し、市街地19.0 L /100 km (5.2 km/l)と発表しています。
また、郊外9.6 L / 100 km(11.0 km/l)とも発表していますので、6.0L W12ターボエンジンと2.5t以上の車重を考えると想像以上の環境性能といえるでしょう。とはいえ、日本での運用を考えたら5.2km/Lかそれ以下、といったところでしょうね。ここでは5km/Lとして計算します。
そうすると、1万キロ走行時のガソリン使用量は、
10,000km÷5.0km/L＝1,923L
157.9 円（ハイオク価格2018年05月14日時点）×1,923L＝303,641円
このように、年間のガソリン代は、約30万円ということになります。また任意保険は、盗難等を考慮して車両保険をつけると、年間18万～30万円といった額になるでしょう。加えて駐車場を借りるとすれば、東京都23区ならば年間約30~65万円ほど。
ざっくりと年間の維持費を合算すると、
ガソリン代…303,641円
任意保険代…300,000円
年間維持費概算計…603,641円
となると、初年度の維持費は約60万円ほどに駐車場代をプラスした金額になります。
年間の維持費だけでもこれだけかかってしまう、というのはこれだけのモデルであれば当然のこと。またベンテイガのタイヤサイズは標準でも285/45R21という大径のもの。つまり、消耗品やタイヤを交換…なんて場合にはさらなる高額出費も想定されます。
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こうした高級モデルに共通しているのが、「なんとか買えるくらいの財力では維持できない」ということです。先に述べたように、消耗品にもかなりの額がかかります。また大柄なボディで日本の狭い交通環境を走るわけですから、想定外のダメージをボディ等に受けてしまう可能性もあります。そうなった場合、板金や塗装…通常の国産モデルとはケタ違いの価格がかかります。
もっとも、ベンテイガを乗ろう、という方は相応の財力ある方でしょうから、こうした点はよく理解されているとは思います…。とはいえ、いつかこうしたモデルを所有してみたい…というのもクルマ好きの性でしょうね…。