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FFが選べる国産SUV5選
その高められた車高から、いまだにSUVはオフロード向きのクルマと思っている人は、多くいます。しかし現在のSUVは、コンパクトカーやセダンとプラットフォームを共用し、オンロードにマッチした性格が与えられています。またSUVを所有していながら、悪路や雪道に踏み入れたことがないというユーザーも少なくないそうです。それなら、はっきと割り切って、FFのSUVを選ぶのもひとつの手。FFモデルは、同型の4WDモデルに比べて、燃費に優れ、価格も安いというメリットがあります。そんなSUVを紹介しましょう。
更新日2020/03/28ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルは2013年の発売から3年連続でSUV販売台数トップを獲得したモデルです。人気の理由は、クーペのような美しいスタイリングと実用性の高さ。
プラットフォームは、コンパクトカーのフィットと共用するヴェゼルですが、完成されたデザインは上質。フィットをベースにしていることなど、みじんも感じられません。
ボディサイズは、全長4,330mm×全幅1,770mm×1,605mmで、あらゆる道で扱いやすい数値。
搭載されている1.5Lガソリンエンジンは、最高出力96kW(131ps)/6,600rpm、最大トルク155Nm(15.8kgm)/4,600rpm、JC08モード燃費は21.2km/Lと優秀。211万3000円という手ごろな価格も魅力となっています。
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トヨタ C-HR
2016年に発売されたトヨタ C-HRは、現行プリウスに続くTNGAの第2弾としてデビューしました。傾斜したルーフによってリアシートの居住性は、ライバルに比べるとやや劣りますが、コンセプトカーがそのまま販売されたかのようなフォルムが人気を集め、SUVブームをさらに加速させました。
ボディサイズは、全長4,385mm×全幅1,795mm×1,550mmとなっており、機械式駐車場の利用も可能です。都市部に住む人にとってはありがたいサイズ感ですね。
搭載される1.2Lガソリンエンジンは、最高出力85kW(116PS)/5,200rpm、最大トルク185Nm(18.9kgm)/1,500rpm。ターボチャージャーを装着することで小排気量ながらも十分な出力を発揮。JC08モード燃費も16.4km/Lと良好です。エントリーグレードは、236万7000円となっています。
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三菱 エクリプスクロス
2018年に登場した三菱 エクリプスクロスは、数多く見かけるSUVのなかでも強い個性を放っています。
特にこだわりが見られるリヤ周りはテールランプを挟んで上下分割のウィンドウが採用されており、後方の視界もしっかり確保されています。
ボディサイズは、全長4,405mm×全幅1,805mm×1,685mm。パワーユニットは1.5Lガソリンターボエンジン。最高出力が110kW(150PS)/5,500rpm、最大トルクは240Nm(24.5kgm)/2,000rpm、JC08モード燃費は15.0km/Lとなっています。
コンパクトSUVのカテゴリーですが、全幅が1,800mmを超えているので、狭い路地などでは気を使うシーンもあるかもしれません。最廉価グレードの価格は、258万6000円です。
日産 エクストレイル
日産 エクストレイルは、アウトドアでの楽しみ方を徹底的に追求したモデルです。シートやラゲッジルームは防水処理がされており、雪や泥汚れも気にせず荷物を積み込むことができます。
そういった楽しみ方をするのであれば、4WDがおすすめですが、シティユースにも対応できるFFモデルの設定もあります。
搭載エンジンは、2.0L 直列4気筒で、最高出力108kW(147PS)/6,000rpm、最大トルク207Nm(21.1kgm)/4,400rpm。JC08モード燃費は16.4km/L。ボディサイズを考えれば良好な数値といえるでしょう。
ボディサイズは、売れ筋のCセグメントSUVよりもひと回り大きな全長4,690mm×全幅1,820mm×1,740mmという数値。ですが、車体価格はCセグメントSUVがライバルとなる248万3000円に設定されています。
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マツダ CX-3
2015年にデビューしたマツダ CX-3は、デミオのプラットフォームを流用しており、室内の広さは同等、ホイールベースは同値なので、大きさの割に車内の開放感はあまり感じられないかもしれません。
しかし長いボンネットをふくむ流麗なフォルムは、コンパクトSUVのなかでも特別。欧州車のようなシックなインテリアも、高感度は高いです。
ボディサイズは、全長4,275mm×全幅1,765mm×1,550mm。デビュー当時はディーゼルのみのラインアップだったCX-3ですが、現在は最高出力110kW(150ps)/6,000rpm、最大トルク195Nm(19.9kgfm)/2,800rpm、WLTCモード燃費は16.0km/Lという2.0Lガソリンエンジンも用意。216万7,000円と手の届きやすい価格を実現しています。
ダイハツ ロッキー
ダイハツ ロッキーは、新設計のDNGAプラットフォームが採用されたSUVです。
張り出したフェンダーや17インチの大径タイヤ(プレミアム、Gの場合)によって、アウトドアユースにも似合う力強さを演出したエクステリアは、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mm、ホイールサイズは2,525mmというコンパクトな5ナンバーサイズです。
それでいて、前後乗員間距離が900mmという広い室内と、大きなラゲッジスペースを確保し、日常から休日のレジャーまでマルチに使える性能が与えられています。
搭載されるエンジンは、1.0L 直列3気筒ターボエンジンで、最高出力は72kW(98PS)/6,000rpm、最大トルクは140Nm(14.3kgm)/2,400~4,000rpm。燃費は、WLTCモードで18.6km/L、JC08モードは23.4㎞/Lとなっています。
最廉価グレード”L”の170万5000円という車両本体価格も魅力です。
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スズキ SX4 Sクロス
スズキのCセグメントSUV、SX4 Sクロスは、先代SX4の後継車として、2013年に登場しました。
全長4,300mm×全幅1,785mm×全高1,595mmのボディサイズは、使い勝手と室内の広さを両立したもの。室内に施されたメッキ加飾や、本革巻きステアリングホイールなどにより高級感も高められています。
搭載されるエンジンは、1.6L 直列4気筒エンジンで、最高出力86kw(117PS)/6,000rpm、最大トルク151Nm(15.4kgm)/4,400rpm。少々物足りないスペックに感じられますが、気持ちよくふけあがる自然吸気エンジンは、爽快感のある走りを提供してくれます。
スマートなSUVスタイルを求める方にはぴったり。日本国内での販売はモノグレードで、FFが218万200円となっています。
スズキ独自の「ALL GRIP」を搭載したSUV、SX4 S-CROSS
過去、SUVと言えばワイルドさや男性らしさ、無骨さがキーワードとなっていましたが、現在は高級感や扱いやすさ、美しいフォルムなど、求められる条件は変わりつつあります。見た目のカッコよさや雰囲気を楽しめればいいという人には、価格が手ごろなFFモデルがベストな選択と言えるでしょう。