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同じハリアーだけど違うクルマ!インドで販売されているタタ ハリアーとは?

2019年1月、インドの自動車メーカー「タタ・モーターズ」から、1台のミドルクラスSUV「ハリアー」が発表されました。タタのモデルは日本で目にする機会がほとんどないだけに、どんなモデルなのか気になるところではありますね。 今回は、タタ・モーターズの新型モデル、ハリアーを紹介します。トヨタの人気SUV、あのハリアーと関係はあるのでしょうか!?

更新日2020/09/02

タタってどんなメーカー?

タタ ナノタタ・モーターズはインド第二の都市ムンバイに本社があるインドの自動車メーカーです。インドの財閥タタ・グループは日本にもIT関連で進出していたり、インド関連のニュースで登場することもあるため日本でもタタの名前は知られています。

2008年に発売された「タタ・ナノ」というクルマは、発売された当初10万ルピー(当時の相場で約28万円)という驚きの価格で販売されるということで、「世界一安いクルマ」として日本でも話題となりました。

日本では馴染みがないメーカーではありますが、インドでの乗用車シェアも大きいですし、南米やタイに生産拠点があり、輸出にも力を入れています。また傘下にイギリスのジャガーランドローバーを抱えており、フィアットとも事業提携をするなど、日本でも馴染みのあるクルマと深い関わりがある、大きな自動車メーカーです。

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タタ ハリアーはスポーティなデザインのミドルクラスSUV

タタ ハリアー 2019タタ ハリアーのボディサイズは全長4,598mm×全幅1,894mm×1,706mm、ホイールベースは2,741mmです。日本車であればホンダ CR-Vの全幅を50mmほど広げたぐらいのサイズですが、ホイールベースはタタ ハリアーの方が81mm広いので、オーバーハングが短く塊感のあるフォルムになっています。

フロントはシグネチャーランプとグリルが一体化したデザインを上段に、両サイドから回り込んだようなデザインのヘッドライト周り、ボトム部分は台形にデザインされたエアインテークという構成ですが、デザイン的には珍しい手法ではないため、強い個性が感じられるものではありません。

ボリューム感のあるフェンダーやブラックアウト化されたフェンダーアーチモール、サイドシルでスタンスの良さとSUVならではの力強さを表現しています。リアはガーニッシュと一体化したデザインのLEDコンビネーションランプで、ピアノブラックを基調としたカラーリングがスポーティな雰囲気を演出しています。

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上質感のあるインテリアと実用的な収納スペース

タタ ハリアー 2019インテリア(内装)は立体的な造形のインパネからドアトリムにそのまま流れるように繋がるデザインが採用されており、一体感のある空間を演出しています。インパネ中央には、フローティングデザインの8.8インチディスプレイとコントロールパネルが配置されています。メーターパネルは、アナログスピードメーターと7インチディスプレイのコンビネーションパネルが採用されています。

収納スペースには、携帯電話や傘やボトルなどの収納が可能なユーティリティスペースを28ヶ所用意。その他にも冷蔵収納付きフロントアーム、ラップトップトレイ付きグローブボックスなどもあります。荷室容量は通常時425L、後席を倒すと810Lまで拡大します。

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プラットフォームはジャガーランドローバーと共同開発

タタ ハリアー 2019タタ ハリアーに採用されるのは、「OMEGARC」と呼ばれる、ジャガーランドローバーと共同開発されたプラットフォームです。搭載されるエンジンは2.0L 直4ディーゼルターボで、最高出力は125kW(170PS)/3,750rpm、最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1,750〜2,500rpm。トランスミッションは6速ATもしくは6速MTとなります。

駆動方式は今のところFF(前輪駆動)のみ用意されていますが、3つのドライブモード(エコ、シティ、スポーツ)と、路面状況に合わせて3つのモード(ノーマル、ウェット、ラフ)を選択できる、ESPというスタビリティコントロールが装備されています。

安全装備に関しては、ABSやトラクションコントロール、ハイドロリックブレーキアシスト、6エアバッグなど基本的な装備と、ヒルディセントコントロール、ヒルホールドコントロールといったSUVには便利な装備はありますが、カメラやレーダーセンサーを使用した先進予防安全装備は搭載されていません。

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グレードの違いによる装備の差は大きい

タタ ハリアー 2019インフォテインメントシステムについては、アンドロイド・オートとアップル・カー・プレイに対応したシステムが搭載されており、音楽の再生やハンズフリーフォンを楽しむことができます。上位グレードにはJBLの9スピーカーシステムも搭載されます。

ベーシックグレードは必要最低限、といった感じの装備になります。インフォテインメントシステム、フォグランプ、電動調整式ミラー等は中間グレード以上、パノラミックサンルーフや6ウェイパワーシート、シャークフィンアンテナ、HIDヘッドライトは上位グレードのみの装備となります。

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トヨタ ハリアーとの関係性は?

トヨタ ハリアー 2020タタ ハリアーの成り立ちやメカニズムを見ても、トヨタのハリアーとは、SUVであるということ以外共通点はないことが分かります。ハリアーという車名は鳥類チュウヒ属のタカの名称で、車名の由来は一緒ですが、トヨタのハリアーとは全く関係ありません。

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タタ ハリアーの価格は138万4000インド・ルピー(約198万円)から203万インド・ルピー(約290万円)となっています。装備内容や価格からすると、日本への導入の可能性はかなり低いと思いますが、もし入ってくるとしたら名前は変わるでしょう。(価格のレートは2020年8月のもの)

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