プロモーション
アウディのSUV、Qシリーズ(Q2〜Q8)/e-tronスポーツバックまで全部紹介
2020年10月現在、アウディのSUVラインアップには、Q2、Q3、Q3スポーツバック、Q5、Q7、Q8、そしてe-tron スポーツバックと7車種あります。 アウディは創業以来、「技術による先進」を設計思想に掲げ、画期的で実用的なメカニズムと品質の良いクルマを提供することで、プレミアムブランドの地位を築いてきました。高いデザイン性と優れた技術が魅力のアウディが作るSUVとは、どんなモデルなのでしょうか?
更新日2021/05/11アウディのSUV、Qシリーズの由来
アウディのモデルは、アルファベットと数字の組み合わせで構成されています。最初のアルファベットはモデル名、あとの数字はクラスを表しています。
「A」はアウディの最もベーシックなコアモデルです。Audiの頭文字であることや、「ものごとの始まり」という意味も含まれています。「S」はAをベースによりスポーティに進化させたモデルで、「Sport(スポーツ)」から取られています。さらに「TT」はコンパクトスポーツモデル、「R」はアウディの最上級レーシングモデルと分けられています。
そしてSUVには「Q」が付けられています。これはアウディの四輪駆動システム「Quattro(クアトロ)」に由来します。クアトロは路面の状況に応じて四輪それぞれに駆動力を適切に配分するシステムで、オフロードのみならず、オンロードでの走行安定性にも貢献する優れたメカニズムです。アウディのSUVすべてにクアトロシステムが搭載されているわけではありませんが、SUVに求められる走行性能を象徴するのにぴったりなネーミングですね。
Qの後に続く数字は、数が大きくなるにつれてボディサイズやエンジンサイズがアップすることを示しています。したがってQ2が最も小さく、Q8が最も大きいモデルとなります。
e-tronはアウディが手がけるEV(電気自動車)であるため、他のモデルとは違う独自の車名が付けられています。
オンロードもオフロードも妥協しない!アウディ オールロードクワトロの歴史
Qシリーズのラインアップを紹介
ほとんどの立体駐車場にも入れられるアウディ最小のSUV、Q2
Q2はアウディのSUVの中でもっともコンパクトなモデルで、2016年に発売(日本では2017年)となりました。
Q2の特徴の一つは、エクステリア(外装)です。シングルフレームグリルに代表されるような、アウディならではの特徴を生かしつつ、ポリゴン(多角形)をモチーフにしたというデザインは、スクエアでエッジの効いた独特のものです。ボディサイドのプレスラインやCピラーに設置されたボディと対照色のブレードが、力強いアクセントになっています。
ボディサイズは全長4,200mm×全幅1,795mm×全高1,500mm。狭い道路や市街地で取り回しの良いサイズですし、ほとんどの立体駐車場に対応した1,550mm以下であるというのも、普段使いに嬉しいポイントです。
インテリア(内装)は、ダッシュボードに段違いの太いアクセントラインが走る立体的な形状のデザインになっており、円形の空調ルーバーとともにスポーティで上質な空間を作り出しています。
エンジンは1.0L 直3ガソリンターボ(85kW/116PS)と1.4L 直4ガソリンターボ(110kW/150PS)の2タイプを用意。1.4LエンジンにはCOD(シリンダーオンデマンド:気筒休止システム)が搭載され、燃費効率を改善しています。駆動方式はFF(前輪駆動)、トランスミッションには7速Sトロニックを採用しています。
また、Q2と同じ外観でありながら、よりパワフルなエンジンとクアトロシステムを搭載したスポーツバージョン「SQ2」もあります。こちらは2.0L 直4ガソリンエンジン(221kW/300PS)と4WDシステム「クアトロ」、専用のSスポーツサスペンションによるダイナミックな走りが特徴です。
Q2の車両価格は312万円〜419万円、SQ2の車両価格は599万円です。
街乗りでも使いやすい売れ筋コンパクトモデル、Q3
Q3はQ2よりもひとまわり大きいサイズのSUVで、日本でも人気のモデルです。2011年に初代モデルが発売(日本では2012年)され、現行型は2018年に発売(日本では2020年)された2代目となります。
ボディサイズは全長4,490mm(Sラインは4,495mm)×全幅1,840mm×全高1,610mmと、日本でも使いやすく、取り回しの良い大きさです。
フロントデザインは、Qファミリー専用にデザインされた八角形のシングルフレームグリルやバンパー部分のエアインレットが力強さと押し出し感を強調し、スリムなLEDヘッドライトや彫りの深いロワーライン、フェンダーを強調するようなキャラクターラインがスポーティな印象を与えています。
インテリアも、八角形をモチーフにした立体的な造形のインパネやと、バーチャルコックピットをはじめ先進的な印象を与えるディスプレイ、スイッチ類など、走りへの情熱を刺激する空間を作り出しています。Q2よりも広い室内空間を持つQ3は使い勝手もよく、荷室容量も標準で530L、後部座席を倒すと1,525Lまで拡大することができます。
パワートレインは1.5L 直4ガソリンターボ(110kW/150PS)と、2.0L 直4ディーゼルターボ(110kW/150PS)の2タイプが用意されます。トランスミッションはどちらも7速Sトロニックですが、駆動方式はガソリンがFF、ディーゼルがクアトロ(4WD)という設定になります。
車両価格は438万円〜543万円です。
コンパクトかつパワフルなSUV、アウディ Q3、その魅力を改めてチェック
スポーティなクーペスタイルが美しい、Q3スポーツバック
Q3スポーツバックは、Q3のクーペ版です。フロントセクションはQ3と共通性はあるものの、低くなだらなかなクーペスタイルと水平方向のラインを強調したリアバンパー、シャープなデザインのリアコンビネーションランプなど、スポーティでスタイリッシュなフォルムが際立っています。
ボディサイズは全長4,520mm(Sラインは4,520mm)×全幅1,840mm×全高1,565mmと、Q3よりも全長が長く、全高が低いスタイルです。
クーペスタイルでありながら後部座席のヘッドクリアランスは十分に確保されており、前後調整可能な3分割の可倒式リアシートとあわせて、快適性を高めています。
パワートレインはQ3と同様1.5L 直4ガソリンターボ(110kW/150PS)と、2.0L 直4ディーゼルターボ(110kW/150PS)の2タイプが用意され、ガソリンがFF、ディーゼルがクアトロという設定も同じです。
車両価格は452万円〜563万円です。
アウディのコンパクトSUV、Q3スポーツバックってどんなクルマ?
日本の道路事情でも使いやすいミドルクラスSUV、Q5
Q5は、アウディのSUVラインアップの中核をなすミドルクラスモデルです。初代は2008年に発売(日本は2009年)、現行型は2017年に発売された2代目となります。
フォルクスワーゲングループの新世代プラットフォーム「MLB Evo」を採用することで、ボディサイズは初代より拡大しているものの、車両重量は従来型比で60kg削減し、運動性能と燃費性能を向上させています。
ボディサイズは全長4,680mm×全幅1,900mm×全高1,665mm(エアサスペンション装着車は1,640mm)。日本の道路事情でも使いやすい大きさで、最小回転半径も5.5mと、輸入ミドルクラスSUVの中では取り回しが良いモデルと言えるでしょう。
立体的なデザインのシングルフレームグリルと一体化したようなヘッドライト、その先端からつながるようにゆるやかな弧を描くキャラクターラインと、ボリューム感のあるボンネットやフェンダーなど、精悍な顔つきと躍動感のあるフォルムを組み合わせることで、SUVの持つ力強さとスポーティさを融合させています。
インテリアは、直線基調のダッシュボードに太いアクセントラインを走らせ、上質感とスポーティなコックピット感を演出しています。
エンジンは2.0L 直4ガソリンターボ(185kW/252PS)と2.0L 直4ディーゼルターボ(140kW/190PS)の2タイプが用意されます。トランスミッションは7速Sトロニック、駆動方式は全車クアトロ(4WD)となります。
アウディの先進予防安全装備「アウディプレセンスシティ」や、「アダプティブクルーズコントロール」が全車標準装備となるほか、「マトリクスLEDヘッドライト」などの先進装備もオプションで設定されています。
また、Q5にはスポーツバージョン「SQ5」も用意されています。こちらには3.0L V6ガソリンターボ(260kW/354PS)エンジンが搭載され、トランスミッションは8速ティプトロニック、そしてS専用ダンパー、20インチアルミホイールが装着されています。
Q5の車両価格は649万円〜727万円、SQ5の車両価格は910万円です。
アウディの最新技術とプレミアムSUVの真髄が味わえる、Q7
Q7は、アウディのプレミアムSUVを代表するモデルで、最新技術と充実した装備、ゆとりのある上質な室内空間が特徴です。
日本では2006年に初代モデルが発売され、フォルクスワーゲン トゥアレグとポルシェ カイエンとはプラットフォームを共有する兄弟車の関係にありましたが、アウディ自慢のクアトロシステムや、3列シート7人乗りを設定することで個性を発揮し、世界各国で人気となりました。
現在は2016年にモデルチェンジとなった2代目ですが、2020年8月に大幅な改良が実施され、内外装やパワートレイン、先進装備の数々などが刷新されました。
ボディサイズは全長5,065mm×全幅1,970mm×全高1,735mm(エアサスペンション装着車とSラインは1,705mm)と堂々とした迫力のあるサイズです。
アウディのアイデンティティでもあるシングルフレームグリルは大型で縦のクロームバーが入り、力強い存在感を放っています。リアはクロームのラインが一直線にコンビネーションランプを結び、ワイド感と上質さを演出しています。ボトム部分はディフューザー形状になっており、スポーティで安定したスタンスを感じさせるデザインです。
インテリアは、ドライバーを強く意識したコックピットと、ボタンやスイッチが極限まで排除され、ディスプレイ中心のフラットなデザインになっており、洗練された上質さと先進性を感じさせるものです。
2列目シートと3列目シートは格納することができ、その場合は最大1,925Lもの広大な荷室容量を確保することができます。日常使いからロングドライブ、レジャーに至るまで幅広く使える、実用的な室内空間となっています。
搭載されるエンジンは3.0L V6ガソリンターボ(250kW/340PS)で、トランスミッションは8速ティプトロニック、駆動方式は全車クアトロ(4WD)となります。
車両価格は957万円〜1,020万円です。
クーペスタイルのフラッグシップモデル、Q8
Q8はアウディのSUVラインアップにおけるフラッグシップモデルです。シリーズのトップに位置するQ8はクーペスタイルであり、ラグジュアリーでありながらスポーティなイメージの強いSUVとなっています。
太く縁取られたシングルフレームグリルと、それに合わせるように配置されたLEDマトリックスヘッドライト、ソリッド感のあるエアインテーク形状が、力強い存在感とスポーティなキャラクターを放っています。なだらかなルーフラインは4ドアラグジュアリークーペを思わせるような優美さを与え、左右をストリップライトで一直線に結ぶコンビネーションライトは、先進性とワイド感を感じさせるデザインです。
ボディサイズは全長4,995mm×全幅1,995mm×全高1,705mm(エアサスペンション装着車は1,690mm)、エンジンはQ7と同じ3.0L V6ガソリンターボ(250kW/340PS)で、トランスミッションは8速ティプトロニック、駆動方式は全車クアトロ(4WD)となります。
車両価格は1,010万円〜1,122万円です。
スポーティなクーペスタイルのEV専用モデル、e-tronスポーツバック
e-tronスポーツバックは、アウディとして日本初となるEV(電気自動車)で、スタイリッシュなクーペスタイルのSUVです。
ボディサイズは全長4,900mm×全幅1,935mm×全高1,615mm。エクステリアデザインはSUVというよりもスタイリッシュな4ドアクーペというイメージに近いですが、最低地上高は190mmを確保していますし、大型のインテークや力強い形状のバンパー、フェンダーアーチなど、SUVとしての実用性と力強さも兼ね備えたスタイリングになっています。
インテリアは水平基調のデザインに太いデコラティブパネルを組み合わせ、多角形や平面を組み合わせた先進的なものです。ステアリングも、センターパッドから水平方向に伸びた4本スポークという、他のモデルとは異なる独特なデザインが採用され、未来感がさらに強調されています。
搭載されるモーターは、前後に一つずつ、合計2基となります。通常時の最高出力は265kW(約360PS)で、ブーストモード時には300kW(約408PS)を発生。0-100km/h加速は5.7秒を達成しています。駆動用バッテリーの容量は95kWhで、航続可能距離は405km(WLTCモード)とされています。
通常走行時はエネルギー消費を抑えるため、後輪側のみでモーター駆動を行います。すべりやすい路面や急加速、コーナリング時など、4WD走行が望ましいとシステムが検知した場合は即座にフロントモーターも駆動し、安定した走行を確保します。アウディはこのシステムを「新時代のクアトロ」と表現しています。
アウディ初の装備として、「バーチャルエクステリアミラー」が設定されています。これは標準のドアミラーに代えて、小型カメラにより車両側方の映像を捉え、車内ダッシュパネルとドアの間に設置されたディスプレイに表示されるというものです。
車両価格は1,327万円です。
アウディのスポーティな走りとシンプルで洗練されたデザイン哲学、自慢のクアトロシステムによる高い走行性能は、Qシリーズにしっかり反映されています。他のプレミアムドイツブランドとはまた違った、独特の個性が感じられる魅力的なモデルばかりですね。