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RVと言われているクルマ10車種を紹介

日本で言うRVとはレクリエーショナル・ビークル(Recreational Vehicle)の略で、休日のレジャーを楽しむ用途で開発された4WDモデルを指します。主にキャンプやスキーを楽しめるように悪路走破性を高めたモデルが多く、荷物もたっぷり積めるのが特徴です。今回はそんなRVの代表車種を10台紹介します。

更新日2022/04/11

RVってどんなクルマ?

日産 テラノ

RVは直訳すると「休暇を楽しむためのクルマ」です。そのため、特定のボディタイプを指す言葉ではなく、レジャーを楽しめる4WDモデルであれば、ミニバン、ワンボックス、ステーションワゴンもRVに含まれます。そのため、SUVでなくともRVなのです。

RVの起源はアメリカにあり、元々、キャンピングカーを意味する言葉でした。しかし、日本ではキャンピングカーに宿泊するような文化はなく、レジャーを楽しめるクルマ全般に用いられた言葉です。

日本で、RVと言う言葉が浸透したのは1980年代です。当時、三菱 初代パジェロやトヨタ 初代ハイラックスサーフなどのアウトドア向けの4WD車が人気となり、いわゆるRVブームが起こりました。

80年代のRVは、ピックアップトラックに天井を取り付けた無骨なスタイリングのクルマが多く、”ヨンク”とも呼ばれていました。

三菱 RVR 1991

90年代に入るとRVブームは加速。トールワゴンにバンパーガードと大径のフォグランプを取り付けたRVが流行しました。90年代後半になるとミニバンの人気が高まり、RVブームは収束します。

現在、ほぼ死語となっているRVですが、その代わりにSUVという言葉が登場し、浸透しているのです。

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RVのクルマ10車種を紹介

トヨタ ランドクルーザー

日本のRV車でどうしても外せないのが、トヨタ ランドクルーザー。まさに陸の王者です。最大の魅力は圧巻の走行性能。路上はもちろん、オフロードも走行可能。そのオフロードはサハラ砂漠やアラスカの北極圏など、まさに道を選びません。

オフロード車の規範ともいえるラダーフレームに、4.6L V8エンジンを搭載。パワーは十二分です。駆動方式は4WDでマルチテレインセレクトを装備。デフロックモードも選択できるので、擬似的にパートタイム4WDも再現でき、スタックをしたとしても脱出は容易に行えるでしょう。

問題は車両の大きさです。日本の都市部では持て余すほどの巨大さだけは、慣れが必要ですね。

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三菱 パジェロ

1982年に登場したパジェロは、三菱のラインナップでも人気が高いロングセラーモデルです。ラダーフレーム ビルトイン モノコックボディを採用しており、ボディ剛性が高く頑丈なため、オンロードはもちろんオフロードでも高い走行性能を発揮します。

また前後のオーバーハングが切り詰められているため、アプローチアングルが36.5°、ディパーチャーアングルが25°、ランプブレークオーバーアングルが22.5°となっており、斜面に侵入する際にバンパーなどを擦りづらいほか、ボディの底づきや乗り上げも防止します。

エクステリアは、現在流行のスタイリッシュなクロスオーバーSUVとは違い、シンプルで無骨なデザインです。ボディサイズは大きいですが、サイドステップを設けており乗り込みやすくなっています。見た目ではなく性能で乗る車とはまさにこのことでしょう。

パワートレインには、3.2Lクリーンディーゼルと3.0Lガソリンの2つが用意されており、全グレード4WDです。

4WDシステムには、スーパーセレクト4WD II を採用。路面状況に合わせて走行モードの切り替えが可能で、山や雪道、悪路を走るときでもスタックを心配することなく運転できます。

乗車定員は全グレード7名と多く、多人数乗車が可能なほか多くの荷物を積み込めるので、レジャー目的で使用する場合に便利です。

収納スペースは、大型フロアコンソール、グローブボックス、カップホルダー、ドアポケット、シートバックポケット、ラゲッジフロアボックスなどがいたるところに配置されており、豊富です。

悪路に強い車を探している方にオススメしたい一台です。

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三菱 パジェロ ミニ

三菱 パジェロミニ

パジェロミニは1994年〜2013年まで発売されていた軽SUVです。パジェロの名が与えられている通り、軽自動車らしからぬクロカン風の無骨なスタイリングとなっており、もちろん悪路走破性も備えています。

駆動方式はFRとパートタイム4WDを用意。パートタイム4WDは、走行中でも駆動方式の切り替えが可能なイージーセレクト4WDを採用しており、4WDが必要ないときは2WDに切り替えることで、燃費を向上させることができました。

ボディは、プレス加工で造ったラダーフレームを床に溶接したビルドインフレームモノコック構造を採用することで、頑丈さと軽量さを両立しています。

ライバルには同じ軽の本格クロカンであるジムニーがあります。ジムニーはより頑丈なラダーフレーム構造を備えており、悪路での耐久性はジムニーよりやや劣ります。

しかし、パジェロミニの足回りは前輪にマクファーソンストラット、後輪に5リンク式コイルリジッドと舗装路での快適性が高いモデルで、街中からアウトドアレジャーまで幅広いシーンで活躍できる一台でした。

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トヨタ FJクルーザー

FJクルーザーは2006年に北米で発売。北米市場にて人気を博し、日本市場でも2010年から販売されました。その後、幾度かマイナーチェンジが行われ、2018年に生産終了。現在はトヨタのラインナップに入っていませんが、中古車として人気が高い一台です。

ボディはラダーフレーム。エンジンは4.0Lの大排気量エンジンで、駆動方式はパートタイム4WD。これらが組み合わさることで、オフロードで高い走破性を発揮します。

エクステリアに注目すると、カラーリングが豊富なほか、フロントフェイスの形状や丸形のヘッドライトを備え、愛嬌を感じさせるようなポップなデザインとなっています。

またリアドアが観音扉となっており、サイドステップも装備されているので、乗り降りがしやすくなっています。観音扉はデザインの特長にもなっています。

アプローチアングルは34°、ディパーチャーアングルが27°、ランプブレークオーバーアングルが28.5°となっており、こちらも対地障害角にゆとりがあり、本格オフロードとしての力強さが感じられます。

防水・撥水性能を備えたファブリックシートと、表面に凸凹加工を施したフロア&デッキ防水カーペットを装備しており、水濡れに強く、レジャーでも安心して使用できるでしょう。

バックドアには、バッグドアガラスハッチが取り付けられており、駐車場でクルマの後ろのスペースが狭い場合などに、荷物の出し入れがしやすくなっています。

アウトドア志向のユーザーの希望を満たしてくれること間違いなしのクルマです。

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三菱 デリカD:5

三菱 デリカD:5 Dパワーパッケージ 2018

2007年に登場したデリカD:5は、パジェロと並ぶ三菱の主力モデルです。2018年11月に新型が発表され、予約注文を開始しており、話題となっています。

2018年4月に発売された現行モデルのエクステリアは、直線基調のスクエアなボディに大径タイヤを装備。ロードクリアランスも確保されており、本格オフローダーらしい、ひとことでいえば、土汚れがよく似合うデザインです。フロントバンパーの網目のようなグリルなどがオフローダーらしさをより引き立てています。

オプションで用意されている車種名の入ったマッドフラップや、サイドステップ、リアアンダーガードバーなどを付ければ、まさに三菱のクルマという雰囲気を出してくれること間違いなしです。

搭載エンジンですが、2.3Lクリーンディーゼル、2.0Lガソリン、2.4Lガソリンが用意されています。2.0Lガソリンは2WDで、最大出力が110kW(150ps)/6,000rpm、最大トルクが191Nm(19.4kgm)/4,200rpm。街中を走る分であればこのグレードで十分です。

2.3Lのクリーンディーゼルと2.4Lガソリンはどちらも4WD。2.3Lのクリーンディーゼルは、最大出力が109kW(148ps)/3,500rpm、最大トルクが360Nm(36.7kgm)/1,500~2,750rpm。2.4Lガソリンは最大出力が、125kW(170ps)/6,000rpm、最大トルクが226Nm(23.0kgm)/4,100rpm。

2.0Lガソリンよりスペックが優れていますので、走破性を求める方にはこれら2つのグレードをおすすめします。

乗車定員は7~8名。室内空間は広々としており、レジャーやアウトドアでの実用性の高さが期待できます。

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トヨタ ランドクルーザープラド

ランドクルーザーの兄弟車であるトヨタ ランドクルーザープラドは、1990年に発売されました。現行モデルは2009年から販売されています。

ボディが大きく、ロードクリアランスも確保されており、本格オフローダーの走破性を備えています。

またマルチテレインセレクトを搭載。5つのモード(MUD&SAND/LOOSE ROCK/MOGUL/ROCK&DIRT/ROCK)から路面状況にあった走行モードを選択できます。ほかにも、オプションにマルチテレインモニターを用意。ドライバーの死角になりやすい車両周辺の障害物などを確認できます。

エクステリアはクローム&シルバー塗装のフロントマスクを備え、LEDヘッドランプを標準装備。タイヤにはアルミホイールが採用されています。

インテリアには、本革巻きのステアリング、本革シート、パワーシートを装備したグレードが用意されているなど、高級感のあるクルマとなっています。

エンジンは2.8Lディーゼル、2.7Lガソリンの2種類が用意されています。ガソリンそれぞれのエンジンに一長一短がありますので、自身の使い方、嗜好に合わせて選択することができるようなラインナップになっているのは嬉しいですね。

それぞれのエンジンに5人乗りと7人乗りが用意されています。乗車定員は乗せる荷物の量や、何人で乗るかといった事を考慮して選択するとよいでしょう。

乗り降りに便利なサイドステップが設けられており、子供から大人まで安全に乗り下りできます。

安全装備も充実しており、自動ブレーキ、車線はみ出しアラート、自動ハイビーム、レーダークルーズコントロールなどを装備。長距離の運転でも安心してドライブできます。

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スバル レガシィ アウトバック

レガシィ アウトバックは、1994年アメリカで登場し、翌1995年に日本国内でもレガシィの上級モデル、レガシィグランドワゴンとして販売されました。

現行モデルは2014年に発売され、カタログのイメージカラーである深緑色は、自然に映える配色で、キャンプなどのアウトドアに出かけたくなること間違いなしの一台です。

インテリアは、ステアリングとシートに本革が使用されたグレードが用意されるなど質感が高いものになっています。

荷室には、耐久性に優れた防水仕様のカーゴトレーマットを装備。濡れたスノーボードなどを積み込めます。

2.5L 水平対向エンジンを搭載しており、直列エンジンとは一味違った走りを味わえるのも特長です。コンパクトかつ軽量、低重心なエンジンとなっており、スムーズで振動が少ない加速と、スポーティーなハンドリング性能を体感できます。走行中の静粛性も高いので、乗車している方々も快適にくつろげます。

駆動方式はAWDとなっており、悪路走破性も高い一台です。

またフロントのピラー形状やサイドミラーの位置を最適化することで、視界が広く設計されているほか、LEDハイ&ロービームランプ、ステアリング連動ヘッドランプを搭載。視認性が高くなっています。

安全装備にはアイサイトを搭載。自動ブレーキや後退時自動ブレーキシステム、AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御、全車速追従機能付クルーズコントロール、アクティブレーンキープ、警報&お知らせ機能などを搭載しており、事故を未然に防ぎます。

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トヨタ ハイラックス

トヨタ ハイラックス 2017

1968年に初代モデルが発売されたピックアップトラックが、ハイラックスです。

2004年に日本国内での販売を終了していましたが、昨年2017年10月に国内市場に復活しました。

エクステリアはタフ&エモーショナルをコンセプトに設計されています。ボディサイズは全長5,335mm×全幅1,855mm×全高1,800mmとかなり大きなサイズとなっています。ピックアップトラック特有の荷台を備えるなど、国内では唯一無二の存在と言ってよいでしょう。

インテリアは、上級グレードに本革巻きのステアリングが用意されるなど、ピックアップらしからぬ上質感が感じられるほか、エアコン送風機能付きのアッパーボックスが装備されるなど、機能性が高いものになっています。

搭載エンジンは2.4Lの直列ディーゼルエンジン。駆動方式はパートタイム4WDとなっています。駆動方式はダイヤルスイッチで簡単に切り替えられるので、燃費と悪路走破性を両立させることができます。そのため、燃費はJC08モードで11.8km/Lとボディサイズの割に低燃費となっています。

乗車定員は5名。リアシートをチップアップして、室内に荷物を積み込めますし、荷台を使えば、木材などの大きな荷物も積載できます。

トラックに備わっている荷物の運搬能力と街乗りの車としての実用性が組み合わさっており、人も荷物も運びたいと考えている方にオススメのクルマとなっています。

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トヨタ ハイラックスサーフ

ハイラックスサーフ 2009

ハイラックスサーフは、ピックアップトラックのハイラックスをベースとしたSUVで、1983年〜2009年の長きに渡って販売されていました。

ハイラックスは元々2人乗りだったのですが、ハイラックスサーフは荷台部分に天井を付けることで五人乗りも可能にしたモデルで、実用性も向上しています。

リヤはピックアップトラックに天井を被せているので下半分がスチール製、上半分はFRP製。天井が取り外せる着脱式リムーバブルトップとなっており、後部はフレームレスなので、安全対策としてロールバーが追加されています。

ただし、当時の日本の道交法ではルーフを取り外して公道を走ることはできませんでした。初代のみボディタイプは3ドアのみですが、2代目以降のモデルからはより実用的な5ドアモデルも追加されています。

2代目発売当時(1989年)はRVブームということもあり、キャンプやスキー、サーフィンなどのアウトドアレジャーをする若者たちに支持されていました。

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ボルボ XC60

スキー場へ向かう道中など雪道を走行するなら2017-2018年度のカー・オブ・ザ・イヤー受賞車のボルボ XC60はこれ以上ない選択肢といえます。

というのもボルボ・カーズの本社はスウエーデンのイエテボリ市にあり、ほぼ北極圏です。日本の本州の雪道とは比較にならないほど、厳しい冬の環境で日常的に安全に運用することを想定して開発されているからです。

2017年12月現在、日本で販売されているモデルはT5と呼ばれる2.0L直4ターボ搭載車です。ツインチャージャーのT6とクリーンディーゼルのD4は2018年3月より日本でもデリバリー開始とのことです。この冬にウインターレジャーに繰り出すのならT5しか選択肢はありませんが、十二分なパワーを発生するので問題はないでしょう。

ボルボ XC60の魅力は北欧家具の伝統を受け継ぐインテリアで、ミッドクラスSUVのプレミアムカー。内装の素材は高級感と質感のある本物ばかりで、その素材で再現するスウエーディッシュデザインは、自動車の室内であることを忘れさせてくれるほどの仕上がりです。

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文・SUV FREAKS編集部

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