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【SUVだからこその絶景】400kmも疲れ知らず、楽しさ満点 初代CX-5 釣行記

釈迦に説法のようではありますが、SUV=Sport Utility Vehicle、つまりはSport(=遊び)のためのUtility(=実用的)なVehicle(=乗り物)。ユーザーのアクティヴなライフスタイルを豊かに満たすためのクルマ、です。そして、そこにSportという文字は使われてはいるけれど、その意味がスポーツカーに使われているSportと(一部で重なってはいるものの大筋では)異なる、というのは、あらためて説明するまでもないでしょう。

更新日2019/08/19

TEXT:嶋田智之(Shimada Tomoyuki)、 PHOTO:柳田由人(Yanagida Yoshito)

とはいえ近年のSUVのなかには、まるでスポーツカーであるかのように走らせることそのものを楽しめるクルマがずいぶんと増えています。ひと昔前のごくごく一般的なSUVには、ヒトとギアを満載してスポーツ(=遊び)を楽しみに出掛けるためのクルマとしては最適の存在ではあるものの、走りのテイストの方はいまひとつ。加速にじれったさを感じたり、曲がるときの身のこなしに重ったるさを感じたりするものが少なくありませんでした。

ところがいまや、気持ちよく加速しながらスピードの伸びを味わわせてくれて、コーナーではクルリと快いターンを見せてくれる、まるで走らせることそのものがスポーツ(=スポーツ・ドライビング)であるかのようなSUVが、一方では世界標準になりつつあるのです。

 

その日本代表選手といえる1台が、マツダCX-5です。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、マツダは日本の自動車メーカーのなかではとりわけ”走り”にコダワリを持つことで知られています。

その歴史のなかに優れたスポーツカー/スポーティカーが何台もあるばかりか、ミニバンなのにスポーツカーそのもののようなハンドリングを見せるクルマを生み出して話題になったこともありました。

 

”クルマを走らせる楽しさと喜び”にかけるエンジニアたちの想いの熱さは、日本でも1〜2を争うといわれているほどです。

 

そのマツダが、理想的なクルマを作るためにエンジンもミッションもボディもシャシーも、構成要素それぞれの最適なマッチングを考えながら、一気にすべてをゼロから作り直すというような、”スカイアクテイブ・テクノロジー”と呼ばれる新世代の開発思想と技術を100%盛り込んで作り上げた最初のモデルが、ここで紹介する2012年デビューの初代CX-5なのです。

 

今回もSUV LANDさんに車両をお借りしました。

CX-5にはもちろんガソリンエンジンもラインナップされていますが、今回の撮影車両はマツダ自慢のクリーンディーゼルが搭載されていました。その名も『スカイアクティブD 2.2』 。2.2リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボで、最高出力は129kW(175ps)/4,500rpm、最大トルクは420Nm/2,000rpm。

 

まず、これが本当に素晴らしい!昨今のディーゼルエンジンが、昔の「遅い!」「臭い!」「汚い!」とはまったく別物であることは、百も承知でしたが、まさか「速い!」「痛快!」「気持ちいい!」という言葉でディーゼルを語ることになるとは。

このエンジン、普通に街中を走るぐらいであれば、アクセルペダルにチョンと足を載せた程度、2,000rpmまで回さずとも充分にこと足りてしまいます。しかも、その段階で充分に力強い。坂道に差し掛かったからといって、ペダルを踏み増ししなくても難なく登っていきますし、なにより湧き出すトルクを実感しながらのゆとりのあるクルージングは、ただそれだけで心地好いものなのです。

 

が、その辺りは出来映えのいいディーゼル・エンジンであれば、まぁ不思議はないとも言えます。このエンジンと”スカイアクティブ・ドライブ”と名付けられた6速ATのコンビネーションが本当に素晴らしいのは、じつはそこから先。アクセルペダルをグイと踏み込んでいくと、CX-5に意外なほどのスピードの伸びをもたらすのです。エンジンの回転の上昇の素早さと、最高出力発生回転の4,500rpmを500rpm以上飛び越えてもまだ伸びようとする勢いのよさ。

 

加えて素早く変速を繰り返しながら、エンジンのチカラをダイレクトに伝えていくトランスミッションの性格。レスポンスも加速も想像するより遙かに鋭く、ディーゼルであることを忘れてしまうほどスポーティなテイストを味わわせてくれるのです。

それをしっかりと活かしていけるフットワーク系のセットも絶妙です。コーナーに入る前にステアリングを切り始めてからコーナーを脱出してステアリングを戻すまでの一連の動きにはまったく淀みがなく、もちろんサスペンションのストロークがたっぷりしているのでそれなりにロールはしますけど、変にグラついたり無駄に揺り返しがあったりすることもありません。

 

ステアリング操作に対するクルマの反応は、かならずしもシャープでキビキビというわけではないのですが、かといって遅れがでるわけでもなく、しっとりと素直で、切れば切っただけ曲がってくれる印象です。だから、とても気持ちがいいのです。曲がることがとても楽しいのです。

ヒトはつらいことやつまらないと感じることを延々と繰り返していると、時間が長く感じられるし疲れを感じてしまうものです。けれど逆に気持ちいいことや楽しいことをしていると、時間は短く感じられるし、疲労も少なかったりするのです。

 

CX-5はもともとがしなやかな乗り心地で快適な部類。そこへ来て、この走らせる楽しさと気持ちよさ、です。だから今回の湖までの移動を含めた日帰りおよそ400km弱の旅は、まったくの疲れ知らずだったのです。そういう意味でも、日本のあちこちに点在するスポットを訪ねて回る釣り好きにも、オススメできるクルマといえるでしょう。

ボディサイズは全長4,540mm×全幅1,840mm×全高1,705mm。SUVとしてはまぁ標準レベルというべき大きさで、荷室容量も通常で500L、リアシートを倒せば1,620L。釣りの道具類なら、楽々収まります。

仮になにか問題があるとするなら、走るのが楽しくてワインディングロードなどでもペースが上がりがちになるから、荷物が散乱しないよう固定方法を考えなきゃならない、ってことぐらいでしょうか…?

 

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